天文

観測室 スライディングルーフの改修

10年以上前に自宅を建て替えた折、2階にスライディングルーフの観測室を作った。うちの近くは空が明るく、冬場空気が澄んで星が良く見える時期でも3等星くらいのところであるが、車を持たないし、観測テーマも環境に合わせてやればよいと考えてのこと。予…

VIXEN SP赤道儀を OnStep で動かす 赤緯モーターの取り付け

製作中の 赤道儀コントローラ OnStep + SP 赤道儀に金具を製作して赤緯体モーターを取り付け加工を行った。赤緯軸はこのようになっているので、ちょっと工夫が必要。 オリジナルのモーターブラケットは下の画像の右のもので、くぼみのところにモーターが入…

VIXEN SP赤道儀を OnStep で動かす

製作中の 赤道儀コントローラ OnStep 、ESP32、STM32F411 版ともこれまでモーターを単独に接続して動作を確認していたが、実際の架台を動かしてみることに。ターゲットはヤフオクで入手した VIXEN SP 赤道儀。大量に生産されたようで、40年くらい経った今…

赤道儀コントローラー OnStep スマホからのアクセス

製作・実験中の OnStep STM32F411 版 、ESP32 版 ともに WiFi でのアクセスは USB WiFi Dongle を使って PC から行っているが、使わなくなったスマホで接続してみた。PC からのアクセスでは、単に Web ブラウザで当該のアドレスにアクセスすればよい。スマホ…

赤道儀コントローラー OnStep STM32F411 版 5

OnStep STM32F411 版 、発注していたモータードライバー TMC2130 がようやっと届いたのでテストしてみた。画像の上の2個が TMC2130、下側の3個が TMC2208 である。もともと CNC マシンに使われることが多いのでそれらのボードのための JUMPER が付いてきた…

赤道儀コントローラー OnStep ESP32 版 3

製作中の赤道儀コントローラー OnStep ESP32 ステッピングモーターが動くことを確認したので、ケースに入れて完成版とした。ESP32 版は PC との接続に USB ポートが使えるので WiFi は必須ではないが実装。 コネクタは防水タイプで PIN 配置などを前回作った…

赤道儀コントローラー OnStep ESP32 版 2

バラックでいろいろと動作確認をしている赤道儀コントローラー OnStep ESP32 版は DRV8825 のようなマイクロステップの設定をパラレルポートで行うモータードライバ が使用でき、手持ちのパーツが使用できるので実装してモーターを回してみた。また、発注し…

赤道儀コントローラー OnStep ESP32 版 1

製作・実験中の OnStep STM32F411 版は動作の最終確認がモータードライバ基板の到着待ちとなっている。もうひとつ、製作してもらった OnStep ESP32 版の基板を組み立てることにした。こちらは 多く使われている DRV8825 などのマイクロステップの値をパラレ…

赤道儀コントローラー OnStep STM32F411 版 4

製作・実験中の OnStep STM32F411 版 前回 Basic Hand Controller の接続がうまく行ったので本命の ESP32 SHC( Smart Hand Controller )を製作、接続してみた。基板のオリジナルは EasyEDA にアップロードされているもの だが、PullUp の抵抗を集合抵抗で…

赤道儀コントローラー OnStep STM32F411 版 3

製作している 赤道儀コントローラー OnStep STM32F411 版、ハンドコントローラーを接続する実験をしてみた。いうところの Basic Hand Controller である。このページに動作説明がある。SHC( Smart Hand Controller )基板も製作しているので、その前段階で …

赤道儀コントローラー OnStep STM32F411 版 2

前回のリポートで STM32F411 ボードから PC への USB 接続ができないことを書いた。ソースを見ながら Config.h や PINMAP ファイルをいじったり、src/HAL/ フォルダの当該ファイルを変更してみたりしたがうまくいかない。どうもこのポートからは USB アクセ…

赤道儀コントローラー OnStep STM32F411 版 1

8月に ALLPCB に発注した OnStep STM32F411 版の基板、到着して長らく放置していたが製作開始。 panarilab.hatenablog.com この基板はモータードライバが TMC2130 を使い、マイクロステップの値をシリアルで設定するものである。Alexpress に発注している TM…

ALLPCB Free PCB Prototype 8月分を発注

毎月1オーダー分だけ無料で基板を作成してくれる ALLPCB Free PCB Prototype 7月の分は無事届いた。8月になってリセットされたので再度利用してみた。 今回の確認事項は自分で設計・作成したものでなく、ネット(主として EasyEDA )で公開されている基板…

ヤフオクで 「パロマーの巨人望遠鏡」を落札

ヤフオクを見ていたら標記の「パロマーの巨人望遠鏡」の本が出ているのを発見、1000円で即決だったので落札してしまった。本日到着。 70年以上前、私が生まれる前年の昭和25年(1950年)に出版されたものなので紙質は良くないが、腰巻(本の帯)もつ…

Canon EF レンズをArduino UNOで動かす

あちこちのWEBで取り上げられているが、Canon EFレンズをArduinoでコントロールする実験をしてみた。 いつものとおり先人の結果を見る。 などのページが参考にした。 CanonからEFレンズのプロトコルが正式に公開されているわけでないが詳細に解説した資料が…

分光器の基準光源セット

先日 Aliexpress から届いた 光コネクタ、UVランプなどを使って分光器用の基準光源セットを製作した。 できあがりはこんなふうで DC12V で動作し、光コネクタ経由で 光 Fiber ケーブルで取り出す。スイッチで切替えて、ネオンランプ、グローランプ、水銀UV…

人工衛星の落下かな?

昨日の明け方、うちの天頂カメラに映った不思議な飛行物体。 飛行機だと点滅することが多く、また痕跡があるので飛行機ではない。 流星かと思ったが1~2枚目の4個の連なる状態からすると、流星とは考えにくい。人工衛星が大気圏に突入して燃え尽きたのでは…

TCD1304 リニアイメージセンサで分光器 6 FITS ファイルに保存する

製作した分光器のデータは、デフォルトではテキストファイルに保存される。フォーマットは、 #Data from the TCD1304 linear CCD #column 1 = pixelnumber , column 2 = pixelvalue #Pixel 1-32 and 3679-3694 and are dummy pixels #SH-period: 100 ICG-per…

TCD1304 リニアイメージセンサで分光器 5 ケースに組み込み

製作中の TCD1304 リニアイメージセンサによる分光器、実用に供するようにアルミケースに組み込んだ。光路設計を行って配置を決定して手持ちの 250mm × 160mm のアルミケースを加工、写真のようになった。 左下がスリットとコリメーターレンズのアセンブリ、…

TCD1304 リニアイメージセンサで分光器 3

TCD1304 リニアイメージセンサーからデータが採れることが分ったので、手持ちの材料を使って実際にカメラとして組上げてみた。Cマウントレンズを使うために多少無理をしている。ごらんの通り、垂直側のセンターは合わせてあるが、水平側はCCDの一部しか画角…

TCD1304 リニアイメージセンサで分光器

ネットを見ていたら、東芝のリニアイメージセンサ TCD1304 を使ったシンプルな分光器の製作ページに行き当たった。 tcd1304.wordpress.comリニアイメージセンサ TCD1304 とSTM32 CPUボードを使って製作しているのとソフトも公開されている。電子回路はとても…

AllSky Camera USB HDD で起動できず

以前から Raspberry Pi をUSB HDDから起動できるように実験していたが、うまく行ったので SSDを購入して実家用にと組上げた。 例によってケースは不要になった LAN HUB を使用、SSD は「あきばおー」で購入した 128GB のもの。今は少し値上がりしているが150…

AllSky Camera + NTPサーバー設置場所を変更

運用している、AllSky Camera + NTPサーバー設置場所をすこし庭側に変更した。移設にあたって、ケーブルを延長する必要がある。GPSユニットは問題無いのだが、USBケーブルは 5mまでとなっている。設置位置までは 10m近くあり室内の引き回しも含めると、15…

AllSky Camera に Softether でリモートアクセス可能となるも...

というわけで、妻の実家に AllSky Camera と Raspberry Pi Softether Server を設置してリモートアクセスできるようにした。自宅からさきほど capture した画像。 残念ながら、カバーガラスが曇っているのか、ピントがずれたのか、きれいな画像が得られない…

AllSky Camera + NTPサーバー のカメラケース、GPSユニットも統合

AllSky Camera が動作している Raspberry Pi にNTPサーバーを組み込んで試験運転していたが、本格稼動をめざして、カメラとGPSユニットを入れるケースを作成した。ホームセンターで購入した 50mm水道パイプのジョイントを使って写真のように。GPSユニット…

AllSky Camera をケースに入れる

AllSky Camera を全天候型にすべくケースを検討する。おおもとのページから見られる製作例によるとカメラ、Raspberry Pi を同じケースに入れたものがほとんどだが、いろいろ考えて、カメラとRaspberry Pi は別々に入れてみることにする。カメラとCPUが同じケ…

Raspberry Pi と ASI120 で AllSky Camera を作る

以前に Network カメラ基板を購入して防水ケースを自作して SKY CAMERAとしていたが、画像が出なくなってしまった。中を開けてみると 防水の処置が良くなかったのとガラスを接着していたエポキシ接着剤が劣化して浸水、水浸しとなっていた。 再度、カメラ基…

Astronomy Linux をUSBメモリにインストール NG

Astronomy Linux 18.04版へのリモートアクセスの解決策を教えていただいたので、持ち出し用のNote PCで使うために、USBメモリにインストールすることにした。 前のバージョンをそのようにしてあり、構成のイメージはこういう感じで、 Biosの設定により…

Astronomy Linux の新しいバージョンをインストール

たくさんの天文ソフトをプリインストールしたパッケージAstronomy Linux の新しいバージョンがリリースされたので、観測用のPCにインストールしてみた。ISO イメージは4GB近くあり、Ubuntu 16.04 版はこちらから、18.04 版はこちらからダウンロ…

MEADE LX80 を Onstep に換装 小休止モードへ

年明けから進めている、MEADE LX80 を Onstep に換装プロジェクトは小休止というか、一時中断・冷却モードへ。 モーターアセンブリも仕上げて、LX80のベースに入れて元に戻し、赤道儀として動くようにしてみた。が、内側にひっかるところがあり、全周回…