中華nanoVNA Firmをアップデートする

ここのところ nanoVNA ネタばかり。他のこともやっていないわけでは無いのだが。

本家  TT@北海道さんの Firm がアップデートされ、測定範囲も1500MHzまで拡張されたとのことで、アップデートしてみた。

例によって先人の経験を検索、アップデートの方法はここ JE6LVE/JP3APL のページにくわしく書かれているので使わせてもらった。やりかたは、ST-LINKV2を使うのとDFUモードで書き込むのと二つの方法がある。ST-LINKV2のTOOLも持っており、SOFTもインストールしてあるのだが、引出すPINの数が多く、いくらかめんどくさい。

というわけで、DFUモードで書き込む。書き込みソフトは、DfuSE Demo というもので、ST microからダウンロードできるが、いろいろと登録が必要なので、このあたりHugenさんのページからからダウンロードするのが良いだろう。

DFUモードで書き込みするには、nanoVNAをDFUモードで起動しなければならない。これには、基板のP1のJumperをショートして電源を入れればよい。起動時の一瞬だけショートしていれば良いだけなので、PINをハンダ付けすることなく、写真のようなJumper PINを挿して起動した。

f:id:PanariLab:20191012153753j:plain

書き込みの詳細な手法は前述の JE6LVE/JP3APL のページ を参照されたい。

無事、書き込みが終了してバージョン画面を参照すると、

f:id:PanariLab:20191012155342j:plain

めでたく Version 0.2.3 が表示されバージョンアップが確認できた。

これ以降は、基板のP1をJumper PINでショートして起動しなくてもタッチスクリーンのConfig メニューからDFUモードに遷移することができ、気軽にFirmを書き換えることができる。

f:id:PanariLab:20191012160250j:plain

PC側のソフトは NanoVNASaver が使い勝手が良いのだが、けっこう頻繁にバージョンアップされているので落ち着いてからインストールすることに。なぜか、このソフトはうちのアンチウィルスソフト AVASTでひっかかって、すぐには起動しないんだが。