アンテナローテーター 製作2 機構部

いろいろと取り紛れて更新が遅くなってしまった。機構部についての解説。本来ならきれいな3D図面などで説明したいところだが、Fusion360も全然使えていないので写真での説明。

 

ベースとなるのは、この回転盤。文字通りベースである。

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この回転盤の利用を思いついて、このアンテナローテーターの製作を始めたというところである。通常だとベアリングなどを使って組み立てるのだが、すでにベアリングを使った、耐荷重100Kgのがっちりした機構が安価(1,400円くらい)に入手できる。

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これにエレベーション(垂直)回転部を乗せる。駆動部はステッピングモーターウォームギアの組み合わせ。ウォームギアを使ったのは搭載したアンテナが風などでふられたときに回らないようにするため。

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ホイールギアの軸径は8mmなのでボルトを使って位置決めができるようにズンギリボルトを使って構成してみた。軸受けにはロッドエンドを使った。ここのところはベアリングを埋め込んだパネルを使うところだが、ギアのかみ合わせを調節できるようにした。

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ベース部分はこんな感じで、アジマス(水平)回転部に。

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長さ50mmのロングナットでスペースを確保するように組み立てる。回転盤への固定はひっかからないように低頭ボルトで固定。

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アジマス部分のギアのかみ合わせが微調できるようにした。

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アンテナを取り付けるブームには、8mmのボルトが埋め込まれた組み立て家具の丸棒を使う。

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350mmのものを取り付けてみた。耐久性に問題があるかもしれないが、定期的に交換してもさほどお金がかからない。

位置決めの容易さからボルトを多用しているが、このままで運用しているうちに、緩んでタップを立てて、しっかりと固定できるようにする予定。

 

あと、雨対策。100円ショップで買った野菜洗いのボールをかぶせてみた。

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直接雨がかからなければ大丈夫だと思う。将来的には3Dプリンタで作る予定。