前のエントリで 16 Bit までの A/D コンバーターを確認した Massduino UNO Pro を整備して「データ収集ボード」として組んだ。ブレッドボードで組んでも良いのだが、精密に測定したり、長時間の対応では安定性にかけるところがあるので、このように端子を接続してがっちりと作る。本体側の基板から引き出すデュポンコネクタは手持ちのありものを使ったのでゴチャゴチャした感じになった。天板には、ほこりよけに透明なポリカ板を貼った。
スペックとしては、
・Arduino 標準ポートの A/D コンバーター( 入力 0 ~ 4.096 V ) 5 ポート
・拡張の A/D コンバーター(入力 0 ~ 16 V / 0 ~ 32 V ) 5 ポート
・PWM DAC ( 0 ~ 4.096 V )4 ポート
・Arduino 標準 I/O 6 ポート
・拡張 Digital I/O 6 ポート
というところ。リレードライバも付けたかったが、あんまり欲張るといつまでも完成しないので使いながら追加していくことに。
電源は USB バスパワーでも足りると思うが AC アダプタを使用する予定。16 bit A/D をフルに使うには、質の良い電源が必要だと思うのでスイッチングではなくシリーズレギュレータを使ったものを用意したい。
このボードに合わせる PC 側のデータ処理アプリは無償で使えるものとして Labview コミュニティ Edition か HIOKI Sequence Maker になるだろうが、シリアルポート経由でコマンド、データをやり取りする Firm が必要になる。当面は最低限の機能のシンプルなもので対応することに。
この Massduino UNO Pro のボード、それなりに使いやすく安価なので、もう一個予備に買おうと思ったら、残念なことに販売が終了してしまったらしい。