レーザーディスクでバタフライバリコンを作って MLA に仕立てる

レーザーディスクはアルミ箔をアクリルで挟んだ構造となっている。このアルミ箔を導体として使ってバタフライバリコンを作ってみた。

だいぶ前に秋葉原で1枚 100 円で買った直径 30cm のレーザーディスクをこのようにカットする。一般的なバタフライバリコンはこのような構成でである。

レザーディスクを使って製作したバタフライバリコンはこんなふう。

ステーター側はポリカ板にアルミフォイルを貼り付けてあるが、一般のアルミフォイルの5倍の厚さのものを使用している。容量は 20 ~ 160 pF となった。

これと手持ちの1mアルミ角パイプを使って MLA に仕立てる。四隅をフックボルトで締め付けてループを校正する。

給電部は一般的にはループで構成することが多いのだが、今回はフェライトコアによる給電としてこんなふうになっている。

タップをロータリースイッチで切替えて、最適な給電ポイントをセレクトできるようにしてある。

このような構成で、10 ~ 18MHz をカバーする。最低周波数の 10MHz はこのように、まあまあの特性で Q もそこそこにある。

バリコンが抜けきった 18 MHz では SWR も 1.3 くらいまでしか下がらず Q も低く帯域が広がっている。

パラにコンデンサを抱かせれば低い周波数まで同調できそうなので、7Mhzまで同調を試みてマイカ板に銅板を挟んだ自作のコンデンサを取り付けてみる。このコンデンサは電子レンジに使われている集成マイカを使ったものである。

7MHzまですることができて、このとおりの比較的良い特性となった。

 

さて、今週末はハムフェア 3年ぶりの対面開催となった。残念ながら私は体調不良のため参加できませんが、この MLA は 「 MLA48  J-35 」のブースでこの MLA を展示しますのでお立ち寄りいただければと思います。