続 サークライン MLA

先日製作して、ハムフェアで展示した サークライン MLA の続き。

この MLA では、送信・発光時に SWR が変化することが確認された。あらかじめ VNA で調整して SWR=1.0 にしておき。送信時にトランシーバーの SWR計を確認すると、いくらか高くなる。つまり発光によってインピーダンスが変化する。

この現象について SWR の変化がどのように起きるか、次のことが考えられる。

 

想定 1

 共振周波数は変化せずにインピーダンスが変化する。

 

想定 2

 共振周波数が変化する。

 このとき、周波数が高くなるか、低くなるか

 

どうやって確認しようかと思っていたら、MLA48 のメンバーがサークラインMLA を作って実験した結果、

 共振周波数が低くなる

ということが判明した。

このときに、L(インダクタンス)、C(キャパシタンス)のいずれが増加するのかということだが、

 誘電体は電界を引き込むので,電荷が増えることで,キャパシタンスがより大きく
 なった。

と考えるほうがよさそうだ。