電子工作

Tandem Match Coupler を使った Power/SWR Meter

今どきトランシーバーには、Power/SWR 計はビルトインされているので製作する必要性というか動機にならないのだが、アンテナ( 特に MLA )の測定のため Tandem Match Coupler を使って Power/SWR Meter を作ってみた。 主な特性としては ・通過型 Power/SW…

UV-K5 を買う

JH1LHVさんのブログの一連の記事 に触発されて、話題の中国製 V/U トランシーバー UV-K5 を買ってみた。 びっくりするほど安い。送料込み 2000円くらいで購入した方もあるようだが、私の場合は2700円ほど。写真のように、無線機の本体、電池、…

JLCPCB から基板が届く

ずいぶんと長く更新してなかった。なにもやっていないわけでは無かったが、色々なことが重なってアクティビティが低下していた。 気を取り直して MLA48 のメンバーから頼まれたものも含めて基板を設計してクリスマスイブの日に JLCPCB に3組の基板を発注し…

4X4 アンテナスイッチャー 製作 失敗

ハムフェアも無事に終わって、積み基板や作りかけだったものの製作を進めている。以前より、HF アンテナ用に製作を進めてきた 4X4 MTX( 4入力・4切替出力 )のアンテナスイッチャーをようやっと完成させた。 背面からアンテナ4入力、側面に4個の切替…

完成版 GPS ロガーのついた電界強度計

実験・製作中の「GPS ロガー付き電界強度計」JLC PCB に発注していた修正版の基板が届いたので、組み上げた。基板は写真のようにすこし大きく 8cm X 8cm として、なるべくパーツがはみ出さないようした。前回の基板をきちんと修正したつもりだったがまだまだ…

続 GPS ロガーのついた電界強度計

前回のエントリで紹介した GPSロガーのついた電界強度計、正規版の基板を JLC PCB に発注していたが、昨日届いた。他にも GPS モジュール、microSD カードモジュールも、それぞれ小型のものにして揃えたので、それらを合わせて組み上げてみた。 SDカードに記…

GPS ロガーのついた電界強度計

アンテナ研究会のミーティングで台湾メンバーから、GPS を利用してアンテナの特性を測りたい、との提案があった。電界強度計をドローンに載せて、三次元でデータを取りたいとのこと。日本ではドローンの規制が厳しいのでこのようなことはなかなかむつかしい…

CubeSatSim Full Version を作る 3

製作している CubeSatSim の Full Version 、カメラも取り付けて、ほぼ完成した。組み立てた基板と内部に組み込む前の写真はこのように。 組み込むにあたって、いくつか変更を行った。ミッション系のCPU を STM32F103 から Arduino Leonard に交換。STM32F10…

CubeSatSim Full Version を作る 2

製作中の CubeSatSim の Full Version 、なかなか進んでいない。なんとか基板の部品搭載、半田付けが終了した。画像は実装する3枚の基板、左からメイン、電源(バッテリ)、ミッション系となる。 メインボードにはバス系のセンサ類が載る。両面に8個の電流…

CubeSatSim Full Version を作る 1

前のエントリで紹介した「# 趣味で作る人工衛星」を読んでいたら、以前に作ろうと準備していた CubeSatSim のフルバージョンも作らなくちゃと思い立った。基板は用意してあり、パーツもほぼそろっている。先に作った Lite 版と違ってソーラーパネルも貼り付…

「#趣味で作る人工衛星」

リーマンサットの人工衛星 RSP-1 の開発記録をまとめた「#趣味で作る人工衛星 」が先日発売されたので購入した。 製作して軌道に投入した実際の衛星の詳しい解説が記されている。CubeSat 関連ではこれまでにない本だと思う。私はあまり貢献できなかったが、…

半田付け用に歯科用メガネを買う

老眼が進んで、本を読んだりパソコンを使うには、さほど不自由しないが、年々半田付けが難しくなってきている。取り扱うパーツは小さくなるばかりで IC は DIP サイズのものは少なくなっており、基本的には PIN 間隔 1.27 mm SOP 以下のサイズのものばかりで…

QP-7C RP2040 FT8 トランシーバーの実験 3

いろいろと実験中の QP-7C RP2040 トランシーバー、QRP Labs の QDX と感度比較を行ってみた。 手持ちのSG Anritsu MG3700A で周波数を 7MHz 帯にセットする。信号出力は実験しながら調整したが、ご覧のように -110dBm に設定、変調はかけない。 この設定で …

QP-7C RP2040 FT8 トランシーバーの実験 2

実験中の QP-7C RP2040 FT8 トランシーバー、送信部のパーツを取り付けて送信モードやパワーの確認を行った。 終段のトランジスタはオリジナルは BD139 、その後、柏木総業で1個 77円の 2SC2314 がパワーが出るよという報告があった。秋月で売られている安価…

QP-7C RP2040 FT8 トランシーバーの実験 1

先日、QRP Labs の QDX 5-band 5W Digi transceiver を製作して、世界中でシンプルな Digi Mode トランシーバーが試作されていることを知った。ポピュラーなものは、uSDX github.com だろうか。非常にシンプルで良くできていると思う。Aliexpress にもこれを…

QDX 5-band 5W Digi transceiver を作る

先日購入した QDX 5-band 5W Digi transceiver Kit しばらく家を離れざるを得なかったりして、放置していたのを組み立てた。全体としてかなりの部品点数になるが、表面実装パーツは全部取り付けてあるので、大きなパーツを半田付けするだけ。メインはコイル…

QDX 5-band 5W Digi transceiver Kit が到着

QRP Labs Shop に発注していたデジタルモード専用トランシーバー KIT QDX 5-band 5W Digi transceiver Kit 3.5Mhz ~ 14MHz 版が到着した。 パーツ一式はこんな風になっているとのこと。ケースはどうしようかと思ったのだが、手持ちのケースを使うことにした…

続 CubeSatSim Lite を作る

以前にこちらで CubeSat Simulator Lite の実験を行ったが、持ち越しとなっていたことをいくつか実行。昨年末に届いた基板のうち、基板上にインダクタを形成して BPF とするボードを実験してみた。 私が使っている PCB CAD Eagle では基板上にインダクタを作…

ESP32 3.5inch LCD ボードでの開発

あっという間に今月も半ばになった。現役時代ほどじゃないけど年金生活者にも正月のイベントはある。それらにつきあったり、今月21日の中国の春節のお休みを避けようとPCBを設計して発注したり、Aliexpress のお店に注文を出したりで過ぎてしまった。かの地…

Elecrow から今年最後の基板

Elecrow に発注していた基板が届いた。中国はコロナで騒がれているので、今年中に届くか懸念されたのだが、間に合った。クリスマスプレゼントも入っていた。 おまけの星形のものは実際の基板で LED などを取り付ければイルミネーションとして機能すると思う…

CubeSatSim Lite を作る

先日 Elecrow から届いた基板で Cubeサット のシュミレーターの簡易版 CubeSatSim Liteを作ってみた。 アメリカの人工衛星愛好家団体 AMSAT に CubeSatSim プロジェクトというのがあり、簡単に言えばCubeSatの実際に近い模型を作って学習・教育に供しようと…

プリント基板のこと

昨日 Elecrow から基板到着。 今回はAMSAT の CubeSat Simulator 関連の基板4種各5枚を発注、このうち自分でアートワークしたのは一番左 CubeSat Simulator Lite の一つで、あと3種は下記のリンクからダウンロードしたガーバーファイルを利用した。 githu…

Zabbix に RP2040(Ras Pi Pico 互換)からデータを投げる

先日製作した Raspberry Pi 3B Zabbix サーバーに RP2040(Ras Pi Pico 互換)ボードで温度、湿度、気圧を測定してデータを送って、グラフ表示をさせてみた。 RP2040(Ras Pi Pico 互換)ボードはこのようにホコリが付かないようにポリカ板でケースを作った…

Zabbix サーバーを作る

Raspberry Pi でZabbix サーバーを作った。 かねてより、室内外の温湿度などの気象データを連続して記録をとりたいこと、それらのデータをグラフなどで表示して、可視化したいと思っていた。その他のデータも含めて、いわゆる IoT ということ。 これまでにも…

RP2040(Raspi Pico 互換)ボードで Web Server の実験

先日 Elecrow から届いた RP2040(Raspi Pico 互換)基板を組み立てる。パーツが干渉したり、端子が接近しすぎたり、実装したらシルクが見えなくなったりといろいろと細かい不具合がある。 一番のパターンの誤りは、RP2040 基板の PIN 間隔を間違えたことで…

Elecrow からの基板

家にもどって粛々とリハビリ生活をしている。身体と合わせて頭のリハビリも進めなくては、ということで電子工作を再開、基板を設計して久しぶりに中国の激安基板屋 Elecrow PCB Manufacturing - Fast PCB Prototype ordering online に発注した。作成した基…

レーザーディスクでバタフライバリコンを作って MLA に仕立てる

レーザーディスクはアルミ箔をアクリルで挟んだ構造となっている。このアルミ箔を導体として使ってバタフライバリコンを作ってみた。 だいぶ前に秋葉原で1枚 100 円で買った直径 30cm のレーザーディスクをこのようにカットする。一般的なバタフライバリコン…

PlutoSDR( ADALM-PLUTO ) USB-LAN アダプタでネットワークで使えるようにする

こちらのページで簡単に PlutoSDR をネットワーク対応にできることを知る。 現在、PlutoSDR をアンテナに近い 2F の観測室に置いてあり、 PlutoSDR → (USB接続)→ PC -->(LAN Remote Desktop 接続)→ Main PC という形で利用している。これが PlutoSDR → …

PlutoSDR( ADALM-PLUTO )の Firm Update

以前に購入した PlutoSDR( ADALM-PLUTO )の Firm の Update してみた。PlutoSDR はきわめて優秀な SDR パッケージと思うのだが、多少高価なこともあり、日本ではあまり使われていないのか、この関連の記事が少ないようなので備誌録メモとして書いておく。 …

Massduino UNO Pro でデータ取集ボードを作る

前のエントリで 16 Bit までの A/D コンバーターを確認した Massduino UNO Pro を整備して「データ収集ボード」として組んだ。ブレッドボードで組んでも良いのだが、精密に測定したり、長時間の対応では安定性にかけるところがあるので、このように端子を接…