今日は、旧暦の1月16日

今日は、旧暦の1月16日。正月のあとの最初の満月(厳密には明日だが)、沖縄では、あの世のお正月と言われる。私の生まれた宮古島では、盛装してお墓に行き、ご馳走をならべたものだった。そして、うちかび(打ち紙?)という、黄色い紙に丸い型をたくさんつけた紙を燃やす。これは、あの世のお金だそうだ。先祖が、あの世でもお金に困らないようにとのこと。

宮古島を離れて那覇に暮らす人たちは、那覇港に近い三重城というところで、南(宮古島の方向)に向かって、墓参りと同様な行事を行う。20代前半まで、那覇にくらしたので、毎年、母といっしょにご馳走をもって行ったものだ。
FMうるまの放送を聴いていると、いまでもこの習慣はすたれていないようだ。当然のことながら、やりかたや規模は変わってきているとは思うが。
ここ、川崎では、そのようなこともなく、仏壇にお供え物をし、泡盛をそなえる。泡盛はいここらのスーパーでも買える。うちかびもあれば良いのだが、銀座の沖縄ショップの「わした」にもないようだ。

先日、妻の実家に行った折、シークァーサーを持って帰ったので、仏壇に供えた泡盛で、久しぶりにシークァーサー割を作って飲んだ。外側はそんなに黄色くなっているわけではなかったので、熟してとは思わなかったが、切ってみると、意外に完熟であった。おかげでずいぶんと甘い味に仕上がった。やはり、シークァーサーは青くて酸味が強いほうが味がある。次は時季を逸しないようにしよう。