こまごました整備を行う

昨日今日と暖かく、仕事がしやすいので、観測室のこまごました整備と行った。

・掃除
スライディングルーフは開口部が大きいせいか、外からのチリやほこりが入りやすいようだ。うちは、ひな壇方の土地の上から2番目であるが、隣にちょうど2Fの床の高さくらいに駐車場があり、そのせいか砂埃が目立つ。当然、閉めている時間が圧倒的に長いのだが、それなりに時間がたつと、なんとなくざらざらした感じになるので、モップで拭い、拭き掃除などを行う。望遠鏡など、主要なものは、カバーをかけている。

・LX80のハンドコントローラのロングケーブルを作成
ハンドコントローラとLX80本体を接続するケーブルは、長さが40cmほどのカールケーブルである。本体の接続部分は、回転体のところであり、ハンドコントローラ側はPCに接続するシリアルケーブルも接続されるところである。使い勝手が悪いので、3mほどのロングケーブルを作った。
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ハンドコントローラ側はこんな感じ。
シリアル用のカールコードの中を通すようにして一体化させた。
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本体側はこんな感じ。
ケーブルに余裕を持たせて固定して、赤道儀が回転しても引きずられないようにした。

ちなみに、LX80のハンドコントローラ用ケーブルは、コネクタこそ通常のLANケーブルと同じ、RJ-45であるが、PINアサインはまったく違う。コネクタの両端で反転して接続されている。このため、通常のパラレル接続されているLANケーブルは使用できない。

・LX80の電源ユニット交換
マニュアルのスペック欄によると、LX80は電源は、定格12V5Aということになっている。内蔵単3電池8本でも動作するのでそんなに必要とは思われないし、これまで、12V1AのACアダプタを使ってきて何の問題もなかった。先日、秋葉原に行った折、格安で12V3Aのものを見つけたので、これに交換。
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重量物を載せての高速動作がより確実になろうか。

・LX200の電源ユニット交換
主力機は、LX200 Classicである。これは、定格18Vである。だいぶ前に、観測後電源を切り忘れて、望遠鏡が下を向いたまま引っかかり、モータードライブICを壊したことがあった。このため、修理した際に、モーター回路に電流制限のリセッタブルFUSEを入れたのだが、ときたま、SLEW時に電流制限がかかり、電圧が下がって誤動作することがあった。電流制限が正常に動作しているということだが、通常動作時にこれでは困るので、駆動電圧を下げることにした。
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こちらも、秋葉原で格安で購入した、16V3.5Aの電源。こころなしか駆動音もなめらかになったように思われる。当然のことながら、SLEWの最大速度は落ちることになるが、まったく問題ない。

だんだんと春になり、暖かくなるのは良いが、花粉がひどい。今日もルーフを開けて作業していたら、くしゃみが止まらないことがあった。空は透明度が悪くなってくるし、今期の観測シーズンもそろそろ終わりかと感じる。