自動観測プログラムのVisualBasic2008版、Ver.0.5としてリリースした。
画面はこんな感じ。
観測する星名を入力、Filterをセレクト、ObserveフラグをONにし、観測終了時刻を設定しておくと、カメラコントロールソフトであるCCDsoftを操作して、終了時刻まで撮像してくれる。観測ログを表示しながらファイルにも記録する。
観測対象を4個まで設定できるようにして、望遠鏡の制御も入る予定で画面は作ったが、このバージョンでは入れていない。いまのところ、連続してひとつの星を観測するのが多いので、とりあえず動くようにした。以前に、Rubyで作ったのと基本的には同じだが、Ruby版では、観測する対象のデータをテキストファイルで用意する必要があったことと、中断・再開ができなかった。
プログラムの構造としては、入力されたデータを、CCDSoft のフォーマットに合わせて渡す、というものでさほど複雑でなない。CCDSoft のコントロールは先日記したとおりで、問題ないのだが、観測ルーチンをスレッドとして起動するため必要があり、この作りを確認するのに時間がかかった。
今後の予定としては、
・望遠鏡の制御を入れる
まず、望遠鏡から、位置データを読んで、LOGに表示・記録する。
複数の観測対象があるときに、望遠鏡のMOVEコマンドを出す。
ガイドのある無しも考えなくてなならないが、PHGguiding をVB2008からコントロールできるだろうか。
・エラーハンドリングを強化する
現在は、なんらかの理由、例えばカメラのコントロールタイムアウトなどがあったときには、終了してしまうが、リカバリするようにしたい。CCDSoft 側からのエラーリターンコードがどのように返って来るのかよくわからない。
むつかしいことが多いが、安全な観測ができるようにしたい。