NHKの番組コズミックフロント「偉大な旅人 ボイジャー 太陽系を越えて」 を見た。残念ながら水準の低い番組だった。新しい映像はなく、当時の担当者へのインタビューがメインであった。
新しいものは、ボイジャー2号が海王星に近づいたときに、日本でデータを受信したこと、くらいか。
どうせなら、ボイジャーを支えた技術と、担当者の運用の知恵をもっと出してほしかった。
日経サイエンス1987年1月号に「天王星探査を成功させたボイジャーの技術」という記事があるが、ここでは、それらのことを実に詳細に書いている。ここでは、くわしく書かないが、本当におもしろく参考になる記事である。
このあと、1989年にボイジャー2号は海王星に接近することになるのだが。
ボイジャーはいまでも電波を受信している。なんと、アマチュアでボイジャー1号の電波の検出に成功した人までいる。おそるべしである。
なんとか、ここまで近づきたいものだ。