ウェザーステーションのデータ取り込み

先月設置したウェザーステーションからPCへのデータ取り込みを行った。
以前も書いたように、この機器は、外部の観測センサーと室内機にわかれている。外部センサーからのデータ更新は1分間に1度程度である。室内機は、そのデータを表示するとともに、これを記録する。工場出荷時の設定は30分に1度であり、この状態だと1ヶ月以上のデータが蓄積できる。現在のの設定は、10分間隔であり、2週間くらい記録できる。データが満杯になると、古いデータを消して書いていく。データをPCに取り込んでも消えることはない。

この機器は、USBを経由してPCに接続して使用できるようになっており、自動的に取り込んでくれる。以前のデータに接続して生成してくれるので、2週間に1度接続すれば、連続したデータが得られる。今は、室内機が1台なので、観測室に設置して、データを収集している。
当然のことながら、PCに接続すると、現在のデータをリアルタイムで表示する。

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画面は、付属のEasyWeather というソフトである。リアルタイムでデータを表示するほか、これまでのデータの表示、グラフの作成などができる。必要な機能はあるが、データの処理能力は低く、グラフの表示も複数のデータを合わせて、例えば、室内室外の温湿度をまとめて表示などということができない。

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このソフトは、Sandaysoft というところがFree で配布している、Cumulus というもので、非常に使い勝手の良いソフトである。アメリカではいくつかの種類のウェザーステーションが販売されており、ほとんどの機種が使えるようだ。

画面のように、今日の暦、日の出・日没時刻なども表示する。室内機を接続するとリアルタイムデータを表示し、前述のEasyWeather と同様に蓄積されたデータを取り込んで、これまでのデータに接続する。また、自動的にNOAA(アメリカ海洋大気庁)から、ウェザーステーションにある日付のデータも取り込んでくれる。
グラフ表示機能も良く、複数のデータを同時に表示することができる。また、グラフを画像として出力することもできる。

残念ながら、グラフのスケールを指定することができず、最高・最低の数値から範囲を計算して表示する。温度と湿度を同時に表示させると、温度の分解能が低くなる。せめて、グラフの右と左のスケールを指定できるようにしてくれれば良いのだが。これでも十分にデータの可視性が高まり、非常に有効である。もうすこし精密にデータを表示するには、EXCEL統計解析ソフトR などを使うということになるだろうか。