旭川で食べたもの

いまだに旭川ネタである。

初日、旭山動物園
昼ご飯を食べるチャンスがなかったので、園内のベーカリーでメロンパンと
クロワッサンにあんこが入ったものをたべる。焼きたてで暖かかったのでメロンの
香りがとても良かった。あんクロワッサンもおいしかった。そのまま、アザラシの
コーナーに入ろうとしたら、止められた。あたりまえだな。たいへん失礼をした。

夕食は旭川の買い物通りのはずれの中華料理屋「北京菜館」で夕食をとった。
店の表にある、手書きの看板に、「秋刀魚の香味揚げ」とかいうメニューが
あったからである。
店に入ったら、店のメニューにはない。そもそも、手書きのメニューがない。
聞いたら、やっているとのことなので、注文。
おいしかった。

ひとりで食べていると、家族連れがやってきた。
おばあちゃんがいかにもアイヌの末裔ですという面構えである。
その風貌に圧倒された。家族をしたがえるその姿は威厳があり、美しかった。
帰りに、表の看板をもう一度見たら、「厚岸の牡蠣の炒め物」というのがあった。
店内に同じ書き物があれば、これを食べたと思う。
そっけないのは、旭川の伝統らしい。←地元の人の談。

2日目はみんなと会食。
3日目の晩御飯、一人だったので、ぶらぶらあるくと、駅の近くの繁華街に
梁山泊」という店があり、鹿肉のメニューがあったので入った。
ステーキ、燻製、ハム、ジンギスカンがそれぞれ1000円以下であった。
ジンギスカンと燻製をたのんだ。量も多くあり、すこし塩辛かったが、歯ごたえが
あり、また、脂身も少なく淡白でおいしかった。
ジンギスカンは味付けが甘く好みではないが、ご飯をたのんで、丼風にたべた。
たぶん、この量は一人ではたいへんだろう。
レジでマスターらしき人に鹿の肉はどこからくるのかときいたら、自分で撃つのだと
言った。蝦夷鹿ですかときいたら、そうだと言う。うーむほんとかなー。
もう10年以上も前に割と有名な渋谷の松涛のはずれにあるレストランで鹿肉の
料理をたべたことがある。そのとき、シェフにこの肉はどこからかときいたら、
南米チリからだと言った。
あとで、地元の人にきいたら、ほんとらしく、鹿の肉をどのように消費するのかと
いうことが話題というか、課題というかいろいろとやっているらしい。
私はこういうのは好きだがほかのひとはどうなのだろう。
鹿が増えすぎることもなく、乱獲で絶滅することもなく、良いサイクルに入れば
と思う。