家作りのスタート

築30年の家を買って5年。
定年を目前にして、家を建て直すことにした。もとより、計画していたことであるが、なかなかその気にならなくて、先延ばしにしていた。あてがいぶちのおうちに住むことには慣れているし、この家がそのまま持つのであれば、そうしたい。
だが、この家は安普請である。断熱材もろくに入っていない。もとより、妻の園芸趣味とわたしの天文趣味で地面が欲しくて買った家なので、それは承知の上。様々な交渉ごとを考えるとおっくうになり、なんとなく先延ばしにしていた。

昨年の大晦日に妻と安シャンペンを飲みながら、今年は家作りに着手すると宣言したのだが、もう、残すところ、あと2ヵ月というところで、ようやくスタート。

プランを検討。

 1.天体望遠鏡がおける観測所をつくる。先日、大阪出張のおり、途中下車
   して、[http://www.nisshindome.com/ ニッシンドーム]へ行ってきた。
   くみ上げたものを観測所の場所に挙げるのに、電線がじゃまになるので、
   その方法を相談。まったく問題ない。
   ただ、完成品を送るには、最大2.4m×3.8mもの、トラック積載の
   限界ということがわかった。
 2.妻は冬場の日当たりを熱望している。そのために、家を南側によせても
   よいと言い出す。うちは北側ひな壇なので、北側によせたら、家に日が
   入らない。植物第一主義だからこまる。
 3.吹き抜けのエントランス、広いリビングなどは全く要らない。ふたりとも
   そう思っている。広めのダイニングキッチンがよい。それよりも家の構造
   と一体になった、天井まである本棚、機械工作用の頑丈な床。
 4.近づくと自動的にひらく便器、24時間風呂などはいらない。豪華な
   システムキッチンではなく、すべて、標準品がよい。
 5.仏壇があるので、和室の仏間は必須。ベッドを使うのは、寝たきりに
   なってから。

などなど思っている。
ハウスメーカー工務店にラフデザインでの概算見積もりをお願いして業者を確定し、それから、詳細設計を協議して進めていくことにした。