上海 旅の備志録 その3

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・タクシー
 一般にタクシーの水準はその国の民度に比例する。ロンドンではタクシーの運転手の水準が高く、行き先を告げるだけでOKである。マニラでは、値段の交渉はもちろんのこと、運転手が強盗に変身するおそれもある。
 上海でも心配した。結論として上海のタクシーは信頼できるし、なによりも安い。メーターには、代金はもちろんのころ、その裏づけとなる走行距離と規定のスピード以下で走った時間が表示される。そして、写真の領収書が自動的に発行される。これには、車の番号、乗車時刻、あとメーターに表示されていたもが印字されている。
 運転手は、英語ははわからないから、行き先を書いたものを見せる。事前に見せてわかるかどうかを確認した。南京東路などはひろいので番地を書いたのだが、わからない運転手がいた。別の道路との交差するところを示すか、別の目印となる建物を書いたほうが良い。また、字は大きく、簡字体で書く。ホテルの名詞は字が小さいので、住所を大きく書き足した。道路名さえわかれば良い。
 値段は、初乗り12元(180円程度)で市内の主なところは1000円以内でいけるので、地下鉄は一回も乗らなかった。ワンメーターでも喜んで乗せてくれる、
 運転は上手だが、スピードを出す、常に前につめる、とにかく急ぐとアジアなど発展途上国に良くみられるマナーである。さほど危険を感じることはないが、そんなに急がなくてもと思ってしまう。

 日本のガイドブックでは、地下鉄やバスなどの乗り方が丁寧に示されているが、タクシーについては記述が少ない。ぼられないように気をつけましょうなどと書いてあるが、そのためには何に気をつけなければならないかを言ってくれなければ、どうしようもないではないか。
 以前、外国で出版されたガイドブックを見ていたら、タクシーのメーターの図解とともに、深夜割り増し料金のときには、ここが点灯するなどの解説があり、こうでなくてはと思ったものだ。

 次回の上海旅行も移動はタクシー。