90Sの赤緯軸ギアは、作戦練り直し。
というわけで、
SBIGのCFWフィルターユニットと互換のユニットを製作するにあたって、調査したことのメモ。
SBIGのHPには、CFW-8のアプリケーションノートを含めていくつかの文書が公開されているが、記述が完全でなかったり、食い違いがあるものもある。
CFWシリーズはST-7~9などのCCDカメラ本体の9PINコネクタからのコマンドを受けてフィルターポジションを変更するようになっている。
PIN配置について、
CFW-8 アプリケーションNOTE ST-7の説明書
pin1-Move Complete(完了”1”、動作中”0”) Chassis GND
pin2-Pulse Input CFW Pules
pin3- Plus X
pin4- Plus Y
pin5-GND GND
pin6- Minus X
pin7- Minus Y
pin8-+12V Input +12V(OUT PUT)
pin9- +5V (OUT PUT)
となっている。
この中で、一番の違いは、PIN1である。
CFW-8の説明書は、CFW側からの出力となっているにもかかわらず、ST-7の説明書はGNDになっている。CFW-8は手元にないので、実際に、ST-7、9で確認すると、4V程度の出力になっているようである。どうも、これは、TTLレベルのHighであるようだ。プルアップしたあれば、+5Vが出るはずであり、入力であれば、電圧は表示されない。すくなくともGNDではない。
Filterの動作が完了するまでのアンサーを返したほうが、確実であり、簡単にできることなのだが、CCDカメラST-7を壊すわけにはいかないので、安全策をとって、PIN1は使用せず、何も接続しないことにした。
また、CFW-8は、PIN8からの+12Vを使ってすべてのコントロールを行っているようだが、自作のものでは、PIN9の+5Vを使うことにした。そのほうが、電流容量も大きいいからであり、12Vも必要ないから。
ほんとうに、オリジナルの実際はどうなっているのだろう。