ハムフェア雑感

昨年は旅行に行っていたため、参加できなかったが、相変わらずの縮小モード。
以下、感想。

メーカーのブースはしょぼいものであった。
そもそも、参加しているメーカーが少ない。
担当者と技術的な話をしても、くわしい話をしてくれない。
アマチュア無線は技術集団と思うのだが、いろいろ聞いても、基本的な技術情報でも出し惜しみしているような感がした。

年長組が、先のことを考えて、手持ちの部品を売る人たちがいた。その中から、リニアアンプの部品を買った。高圧のバリコン、スイッチ、コイルなど。そういう私も、そんなに時間が残っているわけではないのだが。

CWをやろうよ、というブースは10くらいあったようなに思う。あたらしいこと、たとえば、デジタル信号処理関連のブースは2つくらいしかなかった。JAMSATも参加していなかった。

売っているものが、汚いものが多かった。ゴミみたいなものもあり、それはそれでいいのだが、知的好奇心をそそられるようなジャンクがすくないということ。
買う人もけっこういるところを見ると、潜在的に、自作のNEEDSはあるのだと思うのだが、ミスマッチとなっているのか。

EHアンテナのブースは良かった。JA3FRの上銘さんといろいろお話できた。製作リポートを読んで、疑問に思っていたことを聞いても、すぐに明確な答えが返ってきた。このアンテナは、研究に値するものだど思う。設置環境により、特性を大きく変化するもののようだが。

ARRLの会長による、アメリカのハム事情の講演があった。びっくりしたのは、ARRLの会長であるKayさんN3KNは女性であったこと。アメリカってダイナミックだなーと感心した。そういう時代なのだろうし、それに組織がこたえる柔軟さを持ち合わせているのだろう。
私は会員で無いので、よくはわからないのだが、外から見る限り、JARLはそうでないように見受けられる。技術部門の閉鎖されたし、QSLカードの転送くらいしか会員の受けるメリットは無いような気がする。

物心ともにたくさんのINPUTがあった。OUTPUTを出すようにしなければ。