宮古島旅行 2日目

2日目(6月15日)

朝7時に朝食。当然のことながらバイキングというか、ビュッフェスタイルである。
地元の食材と料理が半分くらいというところ。めずらしいところでは、ゴーヤーをわさびとからめて味付けしたものがあり、妻の両親には好評であった。これを、ホテルの売店でも売っており、早速買い求めた。

ホテルの近くから、半潜水式の水中観光船「シースカイ博愛」が運行されており、スタートが9時ということでこれに乗ることにした。ホテルの海側に出ると、浜辺沿いに船着場までの道がある。道はコンクリートだが、両側は亜熱帯の植物、花でうっそうとしている。こんな感じ。
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ジャングルっぽい雰囲気であるが、宮古島には毒蛇がいないので、安心して歩ける。

乗船の手続きをして、船に乗る。船長が船のエンジンをかけると、大きな海亀がやってきた。
大きさは1メートルくらい。
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この亀は、この港に住みついているらしく、いつもこの船から餌をもらう。エンジンの音をききつけてやってくるのだという。船長が、いわしのぶつ切りを投げてやる。亀はゆうぜんとそれを食べる。餌をやっていると、太刀魚のような形をした青い魚が何匹かやってきて、餌を横取りしていく。なかなか、きびしいものだ。

港を出ると、船室に入った。船室の窓は、わりと大きく、さんご礁の風景や魚を間近に見ることができる。副船長が魚の種類やさんご礁の成り立ちなどを解説してくれる。
以前は、グラスボートというもので、船底がガラスになっているだけのものであり、小さな船が多かった。覗くところも小さかった。そのため、よくゆれて、沖縄の万座ビーチで乗ったときには、同乗者の中に船酔い人が出て、ゲーゲーやっていたりした。
今回、台風接近のため風が強かったが、さほど揺れは感じなくて、海中の風景を堪能できた。

このあと、午前中はこのあたりを散策して、近くの畑などを見る。朝ごはんをたくさん食べたので、あまり、おなかも減らず、ホテルの向かいの「琉球の風 屋台村」でおにぎりを買ってホテルに戻り、休む。2時ごろまで昼寝。

2時半にタクシーを予約してあったので、それに乗り、母の実家である、いとこの家に行く。久松というところで、もう、20年も行っていないので、いとことタクシーの運転手で順路をかくにんしてもらった。集落の入り口にさしかかると、突然、昔の記憶がよみがえり、すぐに場所がわかった。

いとこは、60歳台後半であるが、以前の雰囲気のままだ。
家も昔のままでなつかしい。
いとこにつれられて、おばやそのほかの親戚のおうちをまわる。
みんなよろこんでくれた。元気なうちに会えてほんとうに良かった。
あとでわかったのだが、久松の集落は、宮古島でいちばん古いおうちが残っているところだった。門を入ると、母屋があり、右手に馬小屋、裏側には、小さな畑がある。家は、しっくいで固めた瓦屋根、木造で風通しの良い造り、玄関の正面に仏間があり、その左が台所、右が座敷であり、それに裏座がある構造になっている。木造の家はシンプルで美しい。台風の被害をさけるため、宮古島のほとんどの家は、コンクリートになってしまった。久松には、まだ、木造の家が残っている。

夕方、ホテルにもどり、「琉球の風 屋台村」で夕食にする。気温は26度・湿度60%くらいなのだが、風があってさほど暑さを感じない。例によって、ごーやーチャンプルーなどの沖縄料理とオリオンビールを中心に食べる。ここは、料理が一皿650円くらいなのだが量が多い。
食べ終わったころに、ライブの演奏がはじまった。ここでは、20時15分から毎日ライブステージがある。この日は、kukuru-心 という女性二人のグループであった。「涙(なだ)そうそう」「花」などのおなじみの曲の演奏があり、最後は宮古島のクイチャーをみんなで踊った。