連星・変光星研究会

先日、岡山理科大で開催された「2015年度 連星・変光星研究会」の簡単な報告。

会のテーマが「ハイレベルの(アマチュア/個人)観測者をめざして」ということのせいもあってか、教育関係者などを含めて50人以上の参加者となった。例年だと、研究報告がメインとなるが、研究会のプログラムのとおり、メインは変光星観測を中心にしたレビュー講演である。

なので、ここに記するほどの印象に残った発表はあまりない。
ポスター発表プレゼンの中でいちばん興味があったのは、この分光器。

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性能も良いようだが、値段も約120万となかなかのものである。
分光観測はやりたいテーマだが、いまひとつ観測のイメージが描けないでいるため、作るにしても、装置作りにも力が入らないし、ましてこれに100万払う楽しさがえられるかどうかが分からない。

今回の研究会主催の田辺先生は、アマチュア・個人の観測課の育成、ということをかかげてこの会を引き受けたようだ。このあとに編集される収録も講演の内容をもう少し書き足して、今様の変光星観測のハンドブックとしたいようでそのアナウンスがあった。そのように出来上がれば貴重な資料となろう。先生は、今年度で定年になるためその思いが強いようだ。

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講演を聴いたり、懇親会などでいろいろと話をしたりしていて、もう少しパワーをと言う感じがした。この一年を振り返ってみても、アウトプットが少ない感じがする。完全リタイアの身なので、時間はあるはずなのだが、思ったようにいかない。

マチュアは観測目的にあった機材をそろえることはできない。機材でできる観測をするしかない。なので、違うタイプの観測ができればと思って、新発売になったZWOの冷却カメラ ASI174MM をポチした。多少逡巡したが、今日12月31日までの特別オファーで$100ディスカウントということで決めた。年明け早々には届くだろう。手持ちの中でいちばんの広角、高速度になり、いささかでもブレイクスルーになればと思う。

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皆様、良いお年を!