今年の富士山はこれで見納め

今朝。出勤途上。二子玉の駅から富士山が見えた。
すこし、昨日の春の嵐の気配が残っており、空の上は雲が速かった。
しかし、地平線は空気が澄んでいて、遠くの山並みがくっきり見えていた。
この分だと、富士山が見えるかもしれないと思っていたら、期待通りに見えた。
先日の寒波で、山頂は真っ白であった。
今週始めはとても冷えてピーカンの日であったが見えなかった。
春霞である。
雨の威力で、ごみが落ちたのだろう。
今年はこれが見納めだと思う。

昨年10月のある日の出勤途上、天気が良くて、空気も良く、見えるかと
思い、今日が今期の初富士だと思ってかまえた。二子玉川の駅のひとつ手前の
二子新地で前の席が空いたので、誘惑に負けて座ってしまい、見られなかった。
それから1週間くらいしてやっと富士山を見ることができた。それが、今シーズンの
初富士であった。

初富士はわかる。終い富士はある程度時間がたってみないとわからない。
まだ見えるチャンスがあるかも知れない。でも、二子玉川の駅から富士山が見えなく
なると春になったということになる。

私は富士山の見るのが好きだ。電車からそとの風景を見るのが好きだ。だから、地下鉄は
嫌いだし、前にも書いたが、朝の通勤のときには必ず、進行方向左にポジションをとる。
二子玉川の駅で川上が見えるようにするためである。川下側は、下り電車で視界がふさが
れることがあり、いやなのである。読書は基本的にトンネル(地下鉄)内に入ってから。

NHKの「熱中時間」だったか、富士山を見るのにあちこち駆け回っている人の話があった。
地図で下調べをして見えるところを探したりして、探検していくことを趣味としている。
一番遠くからはどのくらい離れていたか。愛知県だったかもしれない。いいなあ。
ほんとに富士山はいい山だ。