リーマンサット RSP-01 の電波を受信

リーマンサット RSP-01 は 3月14日に ISS から放出されて、アンテナ展開したが、電波が弱い状態が続いていた。昨日28日21時25分のパスで管制局から予備の送信機に切替えるコマンドを送信、無事に切り替わったようで、わたしのところでも受信できるようになった。

リアルタイムで受信していたのでビーコンを送出する様子の画面キャプチャができた。

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145.810 MHz の RSP-01 CWビーコンと 145.900 MHz PULSAT-II の GMSK 信号を同時にとらえることができた。RSP-01 のビーコンのあたりに盛大にビートがあって分かりにくいと思うが。

SDR# の IQ ファイルとして記録していたので再生して 145.810 MHz のあたりを拡大するとこのとおり。

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ドップラーシフトを伴った信号が確認できる。コールサイン 8N1RSP も間違いない。

このあとの 23時、本日 29日の14時、15時40分のパスでも受信できており、回復した模様である。PULSAT-II と比較すると信号レベルが低いようだが、安定して受信できるようになったので管制局で詳しい解析して、自撮りミッションを完遂させることができるだろう。