製作している 赤道儀コントローラー OnStep STM32F411 版、ハンドコントローラーを接続する実験をしてみた。いうところの Basic Hand Controller である。このページに動作説明がある。SHC( Smart Hand Controller )基板も製作しているので、その前段階で ST-4 端子にスイッチを接続して動きを確認することがメイン。
別の実験にために製作したしたスイッチのボードを掘り出す。
ST-4 ポートに使用する RJ12 コネクタの手持ちもなく使用する予定もないので基板の ST-4 の端子に直に配線。USB-Serial のモジュールも剥き出し基板のものからケースに入ったものに交換してこのように引き出し配線してテスト。
ST-4 ポートに接続するために OnStep のソースにいくつかの設定をする。
#define ST4_INTERFACE ON // OFF, ON, ON_PULLUP enables interface. <= 1X guides unless hand control mode.
// During goto btn press: aborts slew or continue meridian flip pause home
#define ST4_HAND_CONTROL ON // OFF, ON for hand controller special features and SHC support.
// Hold [E]+[W] btns >2s: Guide rate [E]- [W]+ [N] trk on/off [S] sync
// Hold [N]+[S] btns >2s: Usr cat item [E]- [W]+ [N] goto [S] snd on/off
#define ST4_HAND_CONTROL_FOCUSER ON // OFF, ON alternate to above: Focuser move [E]f1 [W]f2 [N]- [S]+
とあり、すべて ON にする。コメントを見ると F1、F2 のスイッチもあれば良いが Focus は使用しないので EWSN の4個で良さそう。
再コンパイルして書き込み、例によって LX200 Controler できちんと動くことを確認 EWSN の各スイッチを押して赤径・赤緯の値が変わることを確認した。
ハンドコントローラーと Auto Guide を両立させるためには、パラに接続したスルー回路が必要となるが、PC からコントロールするのがメインの私の使用環境ではあまり必要なさそうな感じ。