インプラント治療

長年の懸案だった、歯の治療をすることになって、インプラントのカウンセリングを受けてきた。歯を大事にするかんどころがわからなくて、前歯を3本も失った。入れ歯にしてあるのだが、年々つらい。命には別状ないけれでも、いわゆるクウォリティオブライフの工場のため、前歯の入れ歯をインプラントの歯にすることにした。

日本でのインプラント治療はむつかしい。といって、外国での治療経験があるわけではない。日本の歯科治療の本流ではないとおいことだ。大学でも教えていないなどの記述があるが、ちょっと今は極端な話だろう。私は50台、すくなくともこの世代の歯科医はインプラント治療ができない、知らない、とのことらしい。だから、医者選びはむつかしい。

そもそも、歯医者は学力もさりながら、手の器用さとか、実技がものを言う世界なのだ。あたってみて、ありゃこれはだめだ、といってもなかなか、方向転換も含めてたいへんなのだ。都会ではなんとか、それができるのか。

というわけで、インターネットで検索して、田園都市線沿いの歯科医でインプラントに強そうなところをさがしてみる。世田谷のKU歯科を選んでみた。カウンセリングの予約を入れて、診察を受ける。なんと歯科医にいくのは、15年ぶりなのだ。

なくなった3本の前歯だけでなく、ほかのも抜いたり、インプラントをいれたりで、6本分の歯を処置することにした。見積もりは200万。くふうしてくれて、また、物理的にむつかしいところもあるようで、この提示である。この治療計画にのることにした。
あんまり、高いと、お金のかかる治療なのだから、他の歯科医での見積もりもしてもらいます、という言葉を用意していたのだが、治療の説明、歯科医の態度などが信頼がおけたので、これでいくことにした。

インプラント治療は保険がきかないので、全額自己負担である。200万という金額は額面ではとても高い。しかし、これがしっかりできれば、生活はきわめて快適なものになるのは、明白だ。また、年をとる準備だ。
たとえ、保険がきく状況になったとしても、3割負担だから、60万はかかることになる。すぐにOKがでるものなのだろうか。
ともかく、この後6ヵ月にわたる、治療がスタートしたのだ。