建築家はむつかしい

宮崎台の建築会社から、再々度プランをもらう。
前回、こちらの、もう一度練り直した希望の間取りを添えて、むこうの調査票への回答も添えて、検討してもらったはずなので、期待して出向いた。

ほんとうにがっかりした。
全くこちらの生活を考慮していない。
最初の自分の提案に、いまだにこだわっている。

あんなに、自分たちの生活を説明したのはなんだったのか。
せっけい倶楽部でしっかりと鳥瞰図まで示したのに全くの無視。間取りや希望する部屋の大きさなどを示し、観測所の構造などをしっかりと設計してもらおうと思ったのに、生活感のない提案ばかりが出てくる。欲しいのは機能であってデザインではないのに、というか、機能のプライオリティが高いのに、何度も説明したのにきいていない。

建築家に頼むメリットは、設計・監理と施工を分離することにより、施主の利益を代弁するとのことであるが、このようなことでは、監理能力も疑われる。こんなことではここに頼むメリットは全くないことが判明した。

間取りの相談室という本があるが、これを見ると、あはははと笑うと同時に怒りがわいてくる。どうしてこんなことがおきるのだろうかとということを思うと、結局、建築家の気まぐれでしかないのだ。この国の建築家なるものが、ダメだからこうなるのだろう。ちょっと違うことをやりたいとのきまぐれが、このようなことになるだろう。

おれのうちは、このようなことにはさせない。
平凡でもしっかりとした、住み易い家をつくろう。

こんなに話が通じないのかということにショックを受けて、このまま、打ち合わせを続けては100年たっても家はできない。訪問する予定に予定になかった、宮前平の建築会社に連絡をいれ、先日の提案へのダメ出しをして、再度、生活パターンを説明、間取り図を提示してプランを考えてもらうことにした。