小規模の建築会社2社と打ち合わせをする

川崎市内の小規模の建築会社2社と打ち合わせをする。
いずれも、インターネットであたりをつけた会社である。従業員が10人程度、工務店である。前に宮前平の会とすすめていたが、あれはどちらかというと建築家あつかい。

ひとつは、梶ヶ谷の会社。
ちいさな事務所、活気はあり、清潔ではあるが、というところ。
観測室のスライディングルーフも興味を示してくれた。
建築事例や、工法にも満足がいった。技術的にもしっかりしている感じ。
予算内に収まりそうな雰囲気だ、
見積もりをお願いし、今度の土曜日に返事をもらうこととした。

話しをしているうちに、うちの近くで同社が建売を販売していることがわかった。いぜんにも、そこは通りかかったことがあり、ガルバリウム鋼板の仕上げがよいと思ったことと、外壁の通気工法が丁寧に仕上げていることが印象に残っていた。
今日は、そこの内部を見せてもらった。せまい土地ではあるが、かなり、コンパクトに美しく機能的にまとめられていて良い建物だと思った。残念ながら、あの値段では変えない。マンションを1戸立てに移し変えたような感じで、地面についていることのよさがあまり感じられないきがした。でも、それは、言いすぎだろう。

もうひとつは、川崎市幸区の会社。初めての有限会社である。迎えてくれたのは、代表取締役であるが、この会社の2代目。建設会社というか、大工の家に生まれ、建築系の大学を出て、大手の住宅会社で修行をして、実家を継いだという経歴だそうだ。いままでで一番小さい会社である。

会社の概要、経歴などを取材した後、こちらの要望を話す。これまで、何度かこちらが建てたい家の説明を行ってきたが、一日に2度話すのは今回が始めてである。こちらの希望を話すのは、真剣勝負である。少なくとも私はそう思っている。しかし、これまでのいくつかは、全く話しが通じていないことがあった。こちら側に引き込むのに多大な労力がいった。単に、営業だから、設計者だからというわけではないような。

なので、すこし、疲労感があったのだが、彼はきちんと理解してくれたようだ。彼が1級建築士つまり設計者であること、そして、工務店の社長であることが大きなところなのだろう。できるできないがすぐにわかり、費用もわかるこどが。
ここも、予算の範囲内におさまりそうな感じがした。ここでは、2週間後の返事も約束をもらって、辞去した。

帰りのJR南武線貸間だの高架から見た夕日がこのとほか美しかった。私たちの家作りはどうなるのだろうと思っていたのだが、春になってよい方向へ進んでいるのかもしれない。