台湾旅行2008年4月 三峡

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というわけで、台湾に遊びに行ってきた。
前回は、2007年12月なので、半年も経っていない。
パック旅行のフリーツアー、飛行機はJALである。
JALは日本が中華民国(台湾)と国交を断絶した後は、台湾専用の日本アジア航空というので運用していたのだが、4月1日からは、JALが運用することになったそうだ。その2日目の4月2日に飛び立った。
われら自身、海外旅行のJALは実に久しぶりである。15年くらい乗っていないのではないだろうか。全体として、いかにも日本的なサービスであった。コスト的にみると一番高い。燃油サーチャージを15000円もとられた。キャセイならば4000円くらいなので、実に3倍である。欧米線はさほど高くないので、なんだか、足元をみられているようでよろしくない。

もう、かれこれ、6度目にもなると、すべて見尽くしたというわけではないが、違う空間に行きたいという気持ちが強くなってくる。実は観光スポットはあまり見ていないのだ。私たちは、町が好きなので、別に観光スポットに行かなくても良いのだ。これは、リピートの回数とは関係ない。

今回のホテルは豪景大酒店(リバービューホテル)で繁華街の西門の近くで交通の便のよいところ。パックツアーのCクラスホテルである。その西門MRT駅の近くに中山堂というホールがあり、そこの2Fがカフェとなっている。初日の昼食はここでとる。戦前に日本が建築した建物なので、なんともいえない雰囲気がある。そこだけ、時間が止まったみたいだ。妻は、なんだか、旧丸ビルで上司と食事しているみたいだと言った。

西門の近くから、運転手に行き先を確認して山峡行きの急行バスに乗る。乗客はこの時点で4組。台北市内の渋滞を越えて、約1時間で到着。代金は二人で90元=320円であいかわらず、公共交通機関の安さを感じる。
雨の中、バス停から10分ほど歩いて到着したのが、写真の山峡の「老街」(旧市街)である。むかし、樟脳の産地として栄えたころの町並みが残っており、整備されている。実に美しく、歩きやすい。ここで買ったお菓子もおいしかった。最近はどこでもこのような、老街が保存されているらしい。

この通りの中に、廟があり、男性二人がお祈りを奉納していた。この言い方が正しいのか、分からない。経を唱える10人くらいの一群と楽器を演奏する2名、そして、それらのありがたい諸々を受けるとおぼしき、男性二人(写真)。
経(?)の合唱は美しく廟内にこだましていて、しばし、聞きほれてしまった。年季の奉納なのだろうか。それにしたは、服装があまりに普段着過ぎる。今日の合唱はずーっと続いていた。
帰る日に分かったことなのだが、それは、もしかしたら、清明節の奉納であったかもしれない。翌、4月4日が清明節だったのだから。ただ、当事者は二人しかいなくて、このようなときには、親戚のものどもが揃う沖縄で育った私から見ればなんだか、よく分からない。信心が厚いことだけは確かだ。