いろいろなところで語られているとおもうのだが、渋谷東急本店にMARUZEN&ジュンク堂書店が9月2日から開店している。何度か行っており、今日も行ったののだが、やはり気になる。
この店は成功するのだろうか。
大好きな品揃えだ。お金とスペースがあれば、知的好奇心をかき立てる本がたくさんある。普通の本屋にはとうてい置いていない。東京に住む有り難さをしみじみ感じる。
こんなに高い本が売れるのだろうか。だからと言って、売れる本ばかりでは存在価値がない。
それよりも気になったのは、セキュリティである。エレベーター、エスカレーターの近くにはセンサーの付いたゲートがあり、万引き防止に備えているようだ。しかし、ずいぶんと甘い。簡単に、脇からすり抜けできる。ゲートで検出できるセキュリティがどのようなものかは、わからないが。
どうも本屋は性善説に立ちやすいのだろうか。
店内のあちこちに椅子があり、また、喫茶店もある。やはり、これも気になる。ゆっくり本を選ぶということなのだろうが、公私が乱れることになる。喫茶店にいくつかの本を持ち込んでいる人がいるが、見ずに濡れたり、コーヒーがかかったりするおそれを感じないのだろうか。
この、すばらしい本屋が、このようなことを乗り越えて存続してほしいと願うばかりである。
貴重な本を立ち読みさせてもらった仁義として、いつも買っている雑誌をここで買った。