LX200を復旧させる

先日、電池を交換した際に、誤って、メインボード側から、ケーブルを抜いてしまった LX200 の復旧を行った。赤道儀ウェッジからおろして、裏蓋のねじをはずす。通常の、プラスねじは難なくはずれる。そのほかに、六角ねじでとめてあるところが4箇所あった。ふたつは、手持ちのインチピッチレンチ3/32のものでOKだったが、残りの2箇所が合致するものがなく、どうしてもはずれない。

しかたがないので、ケーブルをまっすぐに差し込めるような治具をつくり、裏蓋を可能な限りあけて、位置を確認しながらすこしずつ差し込んで、やっと所定の位置に装着することができた。この作業に半日もかかってしまった。メインボード側のケーブルをロックがかかる構造にしておけば良いのに、1セントでもコストを下げる状況の中では、できなかったし、このようなことは想定しなかったのかもしれない。
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LX200など、アメリカ製の機器をメンテナンスするときに問題になるのが、インチピッチのねじである。写真は、10年くらい前にハワイに行ったときにホテルの近くのホームセンターで購入したインチピッチの六角レンチセットである。これがあるおかげでどれだけ助かったことか。今回は、これよりも小さいねじが使われているところがあり、どうしようもなかった。機会があれば、NET通販ででも買っておこう。
このようなことが原因で、打ち捨てられるLX200があるのかも知れないとと思った。