ST-7の乾燥処理

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ここのところ、関東地方は、観測日和が続いているのだが、ST-7 CCDカメラの内部が結露しているので、乾燥処理を行った。一般的には、シリカゲルの入った容器を取り外して、付属している栓で蓋をして、シリカゲルをオーブンなどで再生処理を行ってもどすことになる。以前にもその方法でやったのだが、わずかとはいえ、カメラ内部に残っている湿気が木になるし、シリカゲルが再生されたかどうかもわからない。

そこで、今回は以前から考えていた、カメラとシリカゲルの湿気を別の乾燥剤で吸収する、という方法を実験してみることにした。写真のように、ST-7のシリカゲルユニットをはずして、CCDカメラとともに別の乾燥剤とともに密閉した袋に入れて除湿するのである。乾燥剤は、評判の高い「スーパーカラリット」である。念をいれて、ZIP袋は3重にした。そして、マーカーとして、お菓子の缶についてきたシリカゲルの子袋をいれた。このシリカゲルは、透明になっており、湿気をたっぷり吸い込んでいることがわかる。これから、湿気を吸い取れば、ピンク色ないしはブルーに変化するはずである。
スーパーカラリットは、湿気を吸い取ると重くなり、手触りも変化するので、そのことでも確かめられる。結果が楽しみである。