BITRAN BT-11E の動作確認

やっとのことで、大昔のThinkPADのWin98を立ち上げ、BITRANのカメラコントロールソフトをインストールして、動作を確認した。
実に難航した。

カメラコントロールには、プリンタポートが必要であるが、ThinkPADのデフォールトのアドレスは、標準のものと違う。これを変更するソフトが必要だった。
プリンタポートは双方向EPPモードが必要である。SBIGのカメラでは片方向でも問題ないが、これは違う。ECPモードでもNGだった。
やっとのことで、コントロールソフトを動かすことができた。動作はOK、カメラの前にアルミフォイルで塞ぎ、ピンホールカメラに仕立てて、撮像してみた。それなりの画像が得られ、CCDも生きていることが確認された。

ただ、冷えは悪い。もともとが、水冷での運用を想定しているらしく、空冷では、外気温-30度はとても無理でー20度くらいだろう。
また、カメラコントロールソフトは、ガードが固く、おそろしく使いかってが悪い。普通に撮影するのでも、なかなか勘にさわる。私のスタイルに合わないだけかもしれないが。当然のことながら、他のソフトからのコントロールインターフェイスも無く、観測には不向きと言えるだろう。

やはり、CCDをST-7に換装して使うのがもっとも良いようだ。それでも十分に価値のあるものだと思う。