クロアチア旅行 1

先月、結婚30周年記念と称して、クロアチア旅行に行って来た。2週間とちょっと長かったが、とても楽しかった。だが、帰国してからの時差ぼけがひどかった。年のせいかもしれない。

例によって、妻による旅の記録。

6月16日(火曜日)から17日(水曜日) 
 
成田22時発トルコ航空イスタンブール行きに搭乗、機内の画面によればイスタンブールまでの距離は9006km、時間は11時間43分(細かい)、現地時間にして午前4時到着。イスタンブールからザグレブに飛ぶのは、その5時間後だった。飽き飽きしながら待ってる間にも、空港は人間模様に満ち溢れていた。
例えば、隣のチュニス行きの搭乗口に、飛行機なんか乗せたら死にそうな、病み衰えたおじいさんを車椅子に乗せて連れた人々が来たのを見てしまった。当然、乗せていいものかどうかもめる。結果、そのおじいさんは一人でエアポートホスピタルと書かれた車椅子に乗せられて運ばれていってしまった。
ベネチア行きだかウィーン行きだかの搭乗口には、松葉杖をついた人を含む韓国人グループがいて、空港ターミナルの車で運ばれてきていた。松葉杖で海外旅行とは。そもそもその松葉杖はいつ、必要になったのか。それって、どうしても行かねばならない旅行なのか。

 そして私たちが乗ったザグレブ行きの搭乗客は男性が多く、概ねトルコ人なのか全体的に濃かった。濃いのは肌色ではなく、空気の問題だ。例えばヒゲ率。ステキなのかムサいのか、どっちかわからん。機内食はこんな感じ。
 
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それでも飛行機はヒゲくらいにはびくともせず到着した。現地時間は午前10時半。
 クロアチアの携帯電話SIMカードとクロアチアのお金、クーナの準備をして市内行きバスに乗り、30分くらいでバスセンターに到着。バスセンターは、バス以外に路面電車も通っていて、ザグレブの人口68万人と言ったら日本ではどこくらいなのかわからないが、どことなくのどかで、熊本や鹿児島を思わせた。トラムに乗る前に、夫がトイレに行った。もちろん有料だ。待っている間こちらは果物の自販機を発見、リンゴが3クーナ(大体60円)だった。そしたら夫が使ったトイレも3クーナだったそうで、トイレ1回がリンゴ1個なんであった。

 キオスクみたいなのでトラムのチケット(いくらかだったか夫は失念したそうだが、トイレやリンゴより安かったそうだ!)を買い、乗車する。鋏を入れる場所は車両の前の方にあると他の乗客が教えてくれる。立っていると近くに座っていたおじさんが、ワシは席を立つからアンタすわりなさいと目で合図してくれる。こちらもうなづいて合図。幸先悪くないようだった。

 夫、グーグルMAPで予習していて、つるつるとホテルに到着。ホテルと言ってもアパートメント形式だそうで、ビルの中の3部屋を宿舎として提供しているもの。部屋のほかに、同じ階にあるお湯を沸かせる程度の小さなキッチンを使う権利が与えられる。まあしかし横になりたい。荷解きをしてから昼寝をした。
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 1時間ほど昼寝、起きてから散歩。広場、教会などなど。街は犬フンひとつ落ちていない。歩道はピンコロ石みたいなのではなくて、日本の歩道と同じ、段差は少ないしそのうえで歩道は自転車用と別れていて、非常に歩きやすい。だからか女性はハイヒール率が高いような気がする。
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ザグレブは内陸部にあって、ミラノと同じくらいの緯度。当時の気温は最低15℃くらい、最高が25℃くらいだった。朝晩は寒いはずだが、Tシャツやノースリーブが普通で、寒くてもカーディガンなんか着てる人はいない。しかし、郷に従っていたら風邪をひいてしまう!これから6月中旬以降ザグレブに行く人がいるとしたら、中にヒートテックを着ることを提案する。

 夕食、テキトーにそのへんの店に入る。おばさんが出てきて、「イカと魚しかない」と言う。いや、それで十分ですから。で、イカフリットとカツレツを注文。ほどなく奥からは肉をたたく音が聞こえてきた。出てきたカツレツは薄く延ばした肉にチーズを挟み込んで丸めこみ、その上から細かいパン粉をつけて揚げてあった。それはいいのだが、つけあわせがポテトフライ。揚げ物に揚げ物というのは・・。
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ビールをもらい、クロアチア・ワインも飲んで、値段は200クーナ(4000円)くらい。近くの小さなスーパーで、朝食用のパンとヨーグルト、小さなチーズ、クノールカップスープのモトを買って帰った。