クロアチア・イスタンブール旅行 11 イスタンブール街歩き

6月27日(土曜日)

 

 5階建ての5階にある部屋を出て、屋上にある朝食用のレストランに行く。だが、ホテルのレストランは8時からで、まだ閉まっていた。仕方なく、散歩に出る。ホテルの向かいはカバン屋隣はレストラン。だがそのレストランの椅子の足元では子猫が走り回っていた。6月だ!!去年は5月だったので子猫たちも小さかった。今年の子猫たちは小学校高学年くらいなので、すがすがしく暴れまわっている。


 トルコではネコは神様の使いなのだそうで、大事にされていて母子してレストランでエサをもらい、向かいの事務所でも水とエサを提供されていた。そのせいかあらぬか母ネコは顔が小さい普通体格なりに子猫は6匹もいた。じゃれさせてみると、下手にツメを立てたりかみついたりしない。なるほど兄弟と一緒に育ったので、そのあたりは訓練済みらしい。また、不思議にこのネコ達は椅子には乗ってもテーブルには載ろうとしなかった。「おい、そろそろ行こうよ。」と、夫。ああもう、うるさいにゃ!!

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 広めの裏道を通る。せっけんやガーゼっぽい布地で出来たバスローブやタオルを商う店がいくつかある。厚手のタオルでできたのより、ずっと扱いやすそう。だが、お安くない。1トルコリラが50円なんだもの。高くはなくても、お安くはない。来年に賭ける!!


 朝食は屋上を仕切って作られていた。日本なら一種の違法建築?見ると、近所のホテルもそうしているらしい。エサ目当てのカモメをからかっている客が見える。もちろんこちらは日陰に座る。紅茶、コーヒー、パンに白チーズにトマトにきゅうり、オリーブの実にゆで卵、スイカもある!!白チーズが大好きなので、沢山皿に載せる。スイカも自分では買って来るのが大変なので、沢山食べる。帰宅するまでの3回の朝食でこの2種類を堪能してやるぞ!!

 その日は、ショッピングセンターに行こうとしていた。夫はそんなの行きたくないのだが、私が行きたい。そうなるとがぜん積極的になってガイドブックにかぶりつき、地下鉄で乗り換えなしで行けるところを探し出してしまった。

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 新市街のジェヴァーヒル・ショッピングセンター。メトロで出発、だが前回きたときとは違って、海の上を地下鉄が渡ってくれた。シシリ駅下車、ジェヴァーヒルは駅に直結している。入るときにはチェックがある。6月なので、バーゲン・シーズン。だが、クロアチアで美意識がおかしくなっているので、気をつけねばならない。

 それでもあるお店で試着室に入ると、その個室には沢山の商品が残っている。他人が着て残したものを横目に試着するのは不思議な気持ち。防犯的にどうなのよ??だが、考えてみりゃ外に持ち出すとぷーぷー鳴る、例のタグがついているゆえ、商品さえ店の外に出なければ見た目は悪いけど一応は大丈夫なのであった。見てまわると国内のブランドはともかく、外国から輸入されたブランドはうげげに高いことも発見。


さてお昼にしましょうか。上の階がレストラン街になっていて、一番上がお値段お高めのくつろげるレストランが並んでいて、その下がいわゆるフードコート。うちは、ま、フードコートだな。こういうのはセットメニューとかあって、色々面倒くさい。でも、色々見本があってどれもこれもたっぷりしてて美味しそう。若いお姉さんでも、たっぷりと食べているのも見た。

 久しぶりにアイランを飲む。アイランとは塩味のヨーグルト飲料だ。久しぶりでうれしくて、がーっと飲んだらお姉さんが目を丸くしてこちらを見ている。東洋人が珍しいのかと思いつ、ふと近くのテーブルを見たらそこにはコーラにストローをさして飲んでいるむくつけきトルコ人おやっさん二人の姿があった。珍しいのは、ストローを使わないという姿勢だった。うう。

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 食事後、ショッピングセンター内でスーパーマーケットを探す。地下1階だったか、見つけたときにはうれしいなんてもんじゃーない。例えばドライフルーツやナッツが大量に盛り付けられ、量り売りされている。こうでなくっちゃ!!

 と、その中に知らないドライフルーツがあった。これはもう、ひとくちでもいいから、食べてみなければならない。それは小さい俵型で、小さいつぶつぶで構成されていた。後でわかったが、それは、桑の実を干したものだった。あんなものをいちいちつまんで収穫して干して、流通に載せるってか。手のひら山盛り1杯くらいで大体250円ほどだった。


 また、粉末スープ売り場に行く。クノールのほかに地元企業らしき名前の商品もある。夫はどうせなら地元企業のを買おうという。が、受け取る人には2種類ある。まあ面白いという人と、クノールだからトルコのものでも安心ね、という人と。まあしかしトルコのスープの種類の多さにはあきれる。その中のヨーグルトのスープと、トマトスープの粉末だけは私でもわかった。

 どかどか買うのでけっこー重いが、仕方ない。ちなみにいままでの最高傑作粉末スープは、ポルトガルのもの。ロブスターらしきのの絵がついていて、これで作るとエビ味噌の味までするのである。ここまでできるのかと感動したし、なぜもっと買ってこなかったかと後悔した。


 地下鉄で帰ろうとしたら、まだ早い時間なので、橋のど真ん中の駅(なぜ、駅がある??)で降りて歩こうという。なるほどいい眺めだったがそれにしても風が強かった。渡りきって海岸通りを歩く、がバスターミナルであり、観光船の波止場であり、サバサンドもスイミットも観光客目当ての子供のおもちゃも売ってるしで、同じように混んでいても、クロアチアのゆったりした混み方とは全然違って全ては喧騒の中なのであった。

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 部屋に帰って夕食に出るまで一休みする。そこそこ散歩もした。例のごとく猫がいじめられないのが当然!とばかりに油断しまくって通りに背中を向けて座っているのも見た。

 どこで食べようかと言うに、朝の散歩のときに大体決まっていた。ホテルの裏にあるツボ焼きの店、である。ふたつきの素焼きのつぼの中で料理を焼いて、出来たところで最後にフタを景気よくかっとばしてそこから料理を皿に注ぐ。内容は鶏か羊であるとのことだった。

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その店もワインやビールが看板に出ていて、ちゃんと量も表示されていた。安心だー。周囲はホテルが多く、隣の客はドイツ人グループ、反対側はイタリア人家族だった。ええっと、これって3国同盟?と言ったら夫がイヤそーな顔をした。