AstroTortilla Win7 ではJ2000 しか計算できないようだ

AstroTortilla を観測室のPCにもインストールして使うことにした。観測室のPCはサポートの終了した、WinXPであり Celeron 2.4Ghz の旧式非力なマシンである。セキュリティソフトなどはすべてOFFにしてあるので家庭内LANのみに接続して、外部のインターネットには接続していない。
AstroTortillaのインストールはOFF LINE でもできるが、CYGWIN などはNETに接続していないのできないので、インストールの間だけ、接続することにした。INDEXファイルのダウンロードなどを含めて全部で1時間ほどで終了。

動かしてみると、私がメインで使っている Win7 に比べて倍くらい時間がかかるものの、解析してくれる。が、見ていると、Win7WinXP マシンでは、解析された位置情報が違う。いろいろと画像の解析を試した結果、位置表示を2000年分点と実視位置を表示できるのにWin7では、2000年分点の位置しか計算できないようである。どの段階で不具合があるのかわからないが、Astrometry.Net にうまくパラメーターが渡せていないようだ。

昨晩、LX200-25のアラインメントのために、Lodestar で撮影した画像。こんなしょぼいものでも、星を24個検出して解析してくれて、アラインメントできた。イメージ 1

下の図は、WixXPのマシンで解析したもので、JNOW 実視位置、J2000 2000年分点を指定を受け付けており、結果が違っている。
イメージ 2


これをWin7マシンで解析すると両方とも同じ値が表示される。
イメージ 3

WinXP、Win7の値を見比べてみると、Win7では JNOWを指定しても、J2000としてしか解析してくれないようだ。別のWin7 PCでも同様の結果であり、OSに依存しているようだ。我が家には、Win8、10のPCがないので他のOSではどうだか分からない。
LX200のアラインメントは実視位置で行うので観測室のWinXP PCで当面のところ問題はない。古い画像を解析するときでも、そんなに大きく値が違うわけではないのであまり対応できないというわけではないだろう。