みやぎ総文 2017郷土芸能 を見に行く

総文(第41回 全国高等学校総合文化祭) 郷土芸能部門、今年は、宮城県名取市での開催。8月2日~4日、すなわち今日午前までの日程。宿の都合もあり、昨日までの公演を見てきた。
イメージ 1

昨年は広島県三原市で行われたのだが、近隣で全く宿の手配ができなくて、見に行くのを断念した。今回は、仙台市から近いので比較的余裕があったが、2泊は出来なかった。
お目当ては、沖縄県から参加の八重山高校、八重山農林高校の2チーム。それぞれ、2日目の午後に公演。ロビーで出演を待つ八重山高校のみなさんに会うことができた。
イメージ 2

郷土芸能は「伝承」と「太鼓」に分かれている。伝承部門 21校、太鼓部門36校、合計57校、太鼓のほうが多い。参加無しは、石川県と三重県。うち、いくつか印象に残ったもの。上演の撮影は禁止のため画像無し。

島根県出雲農林高校 太鼓 「RUN(神話街道神在)」 
 ストーリーのある太鼓演奏で、特に大太鼓の二人が良かった。
佐賀県伊万里農林高校 太鼓 「飛龍」
 5人でそれぞれの大きさの太鼓にあった音をうまく出していた。
・鹿児島県枕崎高校 太鼓 「一魂」
 太鼓部門では、30人を超える演奏者のチームもある中で3人の女子による演奏。
広島県加計高校 伝承 「八岐大蛇」
 この演目を久しぶりに見る。大分に赴任していたときに近くの神社の祭りで上演
 された。13分の短縮版であったが、フルセットを見たくなった。
熊本県牛深高校 伝承 「牛深ハイヤ節」
 歌、三味線、笛、踊り、すべてがすばらしかった。
沖縄県八重山高校 伝承 「今日が日ば 黄金日ば」
沖縄県八重山農林高校 伝承 「来夏世ぬ願い」
 どちらも島の歌と踊りで、なつかしく安心して楽しめた。

上演を見ていると、太鼓はつくづく難しいと感じる。太鼓の大きさのバリエーションがあっても、同じリズムをたたくことが多く、どうしても単調になりがち。あれだけのパワーの太鼓ながら、眠気を誘うものもあった。過ぎたるは及ばざるがごとし、という感じの演奏が多かったように思う。
伝承の演奏では、笛がキーポイントになるだろうか。和笛はシンプルなだけに音程を合わせにくいのだろうと思う。

観客は出場者の関係者がほとんどのようで、もっとたくさんの人に見てもらえたら良いのに。優秀4校が、8月26~27日に国立劇場での「全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演」で上演するとのこと。入場券を入手しようと、セブンイレブンに走ったが、すでに配布終了とのこと。

昨晩は、仙台で地元のおいしいものでも食べようか、と画策したのだが、お店選びを間違えて、平凡な夕食となった。せっかくだからと、帰りに駅の専門店で名物の牛タンを求めた。
イメージ 3

新幹線の中ので、仙台には舌がたくさんある牛がいるわけでもないのに、なんで牛タンが名物なんだろう、などと話しながら食べた。