広島に来ている

出張で初めて、広島に来た。
なにはともあれ、原爆資料館を見る。
意外にシンプルな展示である。
夏休みなので子供たちも多くいた。
爆心地の被爆前後の詳細な模型があり、圧倒的な迫力で語りかける。
爆心から2Km以内はほとんと壊滅してしまったとのこと。
ホテルも近くにあり、散策してみたが、ここが無から生じたとはなかなか
信じがたい。

投下された爆弾の実物大模型があった。
重さ4トンとのことであるが、小さい感じがした。
50kgの濃縮ウランのうち、1kg程度が核分裂をおこしたとされる。
アメリカはこれを実験なしに爆発させたのだ。
60年前にそれを完成させた技術力、管理能力にも驚嘆する。

爆心地の様子をみていると、いかに核兵器が巨大なパワーであるかということを
思い知らされる。いかに、テポドンが性能が良くとも、1トン程度の爆弾ではいかほどの
威力もない。
たてものはほとんど崩壊していたが、意外に立ち木が残っていたのが印象的だった。
あの木々のもとから、また、新しい芽が出たのだろうか。