QP-7C RP2040 FT8 トランシーバーの実験 2

実験中の QP-7C RP2040 FT8 トランシーバー、送信部のパーツを取り付けて送信モードやパワーの確認を行った。

終段のトランジスタはオリジナルは BD139 、その後、柏木総業で1個 77円の 2SC2314 がパワーが出るよという報告があった。秋月で売られている安価なパワートランジスタのデータシートを検討した結果、東芝の TTC015B (1個 25円)が使えそうである。

というわけで早速取り寄せて実装、このように組み立てた。PC側から JTDX でTX ON したときに送信モードになることは確認してあるので、送信回路の電源を接続してパワーが出るかどうか見る。

測定回路はこのとおりで、トランシーバーの出力に 30dB のアッテネーターを入れて、出力を AD8307 パワーメーターで測定する。

電源電圧 9V で送信すると、パワーメーターの表示は -8dBm と表示された。実際の送信パワーは 22dBm = 300 mW となろうか。このときの電流が 290 mA なのでかなりのところ効率が悪い。いろいろとチューニングするところがあると思うが、パワーが出ることを確認できたので、進展と考えて良いだろう。