QP-7C RP2040 FT8 トランシーバーの実験 3

いろいろと実験中の QP-7C RP2040 トランシーバー、QRP Labs の QDX と感度比較を行ってみた。

手持ちのSG Anritsu MG3700A で周波数を 7MHz 帯にセットする。信号出力は実験しながら調整したが、ご覧のように -110dBm に設定、変調はかけない。

この設定で FT8 の7MHz 帯周波数 7048 KHz で受信すると、7075.2 KHz - 7048 KHz = 1200 Hz のところに信号が検出されるはずである。

JTDX を起動して、ウォーターフォール画面で確認する。まずは QRP Labs の QDX 、ぴったりと 1200 Hz のところに信号が見える。ノイズも全くと言っていいほど少ない。

そして QP-7C RP2040 、やや離れた 1250 Hz のところに信号が検出された。Si5351 の周波数チューニングが必要のようだ。

が、感度は QDX と遜色ない。ごらんのようにかなりノイズが多い。ベースノイズは QDX と変わらないようだが、スプリアスのような固定ノイズが目立つ。ノイズ信号の動きから見ると内部からものが多いのかなと思う。

FT8 はノイズに強い通信方式なのでこれでも楽しめるが原因を切り分けたい。まずは金属ケースに入れてみるか。