続 Pico Balloon のこと

Pico Balloon の続き。Balloon がどこを飛んでいるのかが分かるサイト、先のエントリでも紹介したが、まずは SondeHub Amature 。地球上の任意の位置の Pico Balloon の位置を示してくれる。日付変更線のあたりで、飛行軌跡のトレースが不連続になるのがご愛敬。表示データはタイムラグがあり、リアルタイムデータではない。

 

Balloon のコールサインが分かっているときには、PICO WSPR から検索できる。こちらでは、ほぼリアルタイムのデータ、現在地(ないしは最終受信データの位置)と飛行軌跡が表示される。地図の下側には WSPR データの受信者のコールサインなどが記録されている。ちなみに表示した K6EAU Balloon は MLA48 のアメリカメンバーが製作したもの。

上図の Balloon 情報の吹き出しの中に Click for Winds という LINK があり、ここをクリックすると、上空 13,000 m 付近の風の様子を示す Ventusky 天気図 が表示される。

リンクからは Balloon の位置のアップされたところが表示される。図は太平洋全域がみえるようにしたもので、図の中心が Balloon の位置となる。

この天気図の風の様子からすると、K6EAU Pico Balloon は北にある東向きのジェット気流に乗れず、南側のほうに流れ、熱帯低気圧の影響を受けてウロウロしていたものと思われる。このあと地球周回軌道に乗れるだろうか。なかなか楽しめる。