完成版 GPS ロガーのついた電界強度計

実験・製作中の「GPS ロガー付き電界強度計」JLC PCB に発注していた修正版の基板が届いたので、組み上げた。基板は写真のようにすこし大きく 8cm X 8cm として、なるべくパーツがはみ出さないようした。前回の基板をきちんと修正したつもりだったがまだまだミスがあった。ESP32-TTGO でアナログポートとして使用できない PIN に電界強度測定の AD8307 の出力を割り当ててしまった。こちらはジャンパーとソフトで変更した。

機能としては、

毎秒ごとに電界強度を測定し、GPS から出力される、日時・緯度経度、高度の位置情報と共にディスプレイに表示する。ボードの Start/Stop を押すとステイタス LED を点灯し、 SD Card にそれらの情報を記録する。再度ボタンを押すと記録は終了する。

ログアンプ AD8307 は周波数によって感度が変化するので DIP SW で測定周波数帯を変更できるようにした。

電源はモバイルバッテリを使用するようにしてあるが、6~15V の外部電源を使えるようにした。通常の3端子レギュレータでは入力電圧が高くなると損失が大きくなるので PIN コンパチのスイッチングタイプを使用している。

このように書くと順調にいったように見えるが、SD Card に結構悩まされた。当初実験したアダプタから、下の画像のアダプタに変更知って使う予定で実験を進めたが、うまく SD Card を認識しなかったりしたので、上の画像のようにアダプタを変更した。

いくつかの手持ちの CD Card を使ってみたが、画像の左側1GB 以下の容量の小さい Card が安定して動作せず、右側の 8GB 以上のものが安定して使えた。

FAT16 / FAT32 の違いかと思ったが、手持ちの 1GB 以下の Card は古いものなので、アクセスするときのパワー、インターフェイス電圧などに問題があるかも知れない。

SD Card に記録される形式は

 -41.3,20230809,015233,3625.78674,N,13834.16461,E,71.8

のテキストファイルである。これを Google Earth に表示するには、専用の gpx ファイル形式に変換しなければならない。このあたりの記事

www.google.comからたどってやればできるのだろうけど、できるのはもう少し先だろうなー。台湾チームにお任せしたい。