福岡伸一 著「世界は分けてもわからない」を読む。
ネットには、すでにたくさんの読後感があり、屋上屋を重ねることはない。
分子生物学のことが書かれている。がん細胞の動きなどはとてもおもしろく、参考になった。
後半は、1980年代初期のころに起きた、
コーネル大学での
分子生物学でのデータ捏造事件、、いわゆる「スペクター事件」のことが、スリリングの書かれている。まるで
推理小説のようだ。科学の基礎的なト
レーニングを受けているからというわけでもないだろうが、読んでいて、なんだか切なく感じた。