LX80のセッティングを調整

今日は曇りで、とても寒い。予報では、しばらく観測に適した天気にはなりそうもないので、懸案だった、LX80のセッティングを変更した。先日設置したときには、ある程度様子見ということもあり、十分な振動対策もしなかった。また、それなりに使ってみて、どのように設置したほうが良いかも検討がついてきた。

まずは、振動対策。観測室は木造の2階スライディングルーフで、それなりの振動をうけるため、三脚の石突のところに防振ゴムをしいて対応してきた。今回は、写真のように、ホームセンターから購入した基礎石の上に置いてみた。
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基礎石は白いペンキで塗装し、下には厚さ10mmの防振ゴムを接着剤ではりつけた。基礎石の上部の中心にはくぼみがあり、そこに三脚の先がちょうど入るようにし、地震があってもずりおちないようにした。金具付きにしたのは、三脚を固定したほうが良いのではないかと考えて、ワイヤーなどで固定するためである。この方法が良いかどうかはわからないが、全体として三脚の強度を上げることになると考えてのことである。くぼみのところにさらに防振ゴムを置いたほうが良いのかもしれないが。
基礎石で三脚の脚を伸ばすことなく25cmほどかさ上げすることができ、近くにおいてあるPCのディスプレイなどにひっかからなくなった。当然のことながら、観測できる範囲が広がった。

バランスウェイトは、なかなか悩みの種である。純正のものの他にロスマンディやセレストロンのものが使えそうだが、いかんせん高価である。
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これまでは、旋盤のチャックなどを代用していたのだが、手持ちのもので対応することしして、写真のようにVIXENのウェイトを16mmのボルトで固定して使うことにした。近くの鉄工所に発注することを含めて、もうすこし工夫する余地がありそうだ。今シーズンはこれで行くことにしよう。
これでようやっと、極軸をあわせたり、いろいろと本格的に搭載して観測することができそうだ。