観測室用の小さなクレーン

いろいろと、浮世の義理があり、なかなか思い通りにすすまない。
今年の連星系研究会は、昨日までの日程で福岡で開催されたのだが、参加することができなかった。ここ数日は、月は大きかったのだが、そこそこに観測できた。

以前から、観測室の機材を整備しなおそうと思っているのだが、昨年の夏に腰を痛めてしまい、重いものを持ち上げることができないので、ままならない。20Kgのトランクを持ち上げて動かすことはできるのだが、同じ重さの望遠鏡を腰の高さ以上に持ち上げることは危険である。もう一度腰を痛めたら、本当に歩けなくなるかもしれないので、15Kg以上のものは、高く持ち上げることはしないようにしている。LX200を赤道儀ウェッジに取り付けるときには、極軸に沿って斜めに持ち上げなくてはならないので、かなり無理な姿勢になるので、なおさらのことである。

望遠鏡機材のの入れ替えやらをするためには、どうしても腰の高さまで持ち上げる必要があり、とても一人ではできないので、簡単な室内用のクレーンを作ることにした。
イメージ 1

こんな感じで作って、外で組み立ててみたところ。足場パイプやジョイントを使って、必要なときに組み上げるようにした。電動ホイストを使って、最大100Kgまで持ち上げることができる。手動のチェーンブロックを使っても良かったのだが、なぜかこの方がはるかに安かった。下に車を付けてあるので、吊り下げたまま移動も可能だが、安定度を考えると、これはやらないほうがよさそうだ。これで、なんとか、機材の入れ替えが妻の手を借りなくても一人で出来そうだ。故障しているLX80も降ろして修理しなくてはならないので、取りかかることができる。