マイクロウェーブ展 2013

横浜パシフィコでひらかれている「マイクロウェーブ展 2013」へ行ってきた。2年ぶりであり、退職してから初めてである。入場には、名刺2枚が必要であるが、作っていないため、シートに記入しての入場。所属も書かなかった。次回からは、らしい事業所名と肩書きのついた名刺を作っていくことにしよう。

プロのメーカー事業所、大学などが相手の展示会なので私のようなアマチュアの出番ではないし、相手にもしてくれないのだが、いくつか印象に残ったところ。

ソネット技研
電磁界解析のSONNETを販売しているソネット技研は、社長の石飛さんが急病のため、セミナーなどが中止となってしまった。とても残念である。彼の話はとてもわかりやすく、シュミレータやコンピューターでなんでも解析できると思っている若者を丁重に指導していた。ここでいただいた、FREE版のライセンスは非常に重宝している。SONNETでアンテナしか解析しないアマチュアにはこれくらいで十分であると思う。この会社は彼の個性によるところが大きいと思うので早めに復帰して欲しいと思う。

Mini Circuit 横浜
自由が丘のお店には、買いに行ったことがある。アマチュアにも対応してくれるのでありがたい。ここでは、カタログやデータシートなどをいただく。ほかにも、広告を出している「トランジスタ技術」や「CQ Ham Radio」のバックナンバーを貰った。

Mac8
プリント基板用の端子などを作っている会社。サンプルのプリント基板などをいろいろといただく。銅インレイ基板は、中国に注文して簡単に作れるような代物ではなく、すばらしいものである。

愛媛大学松永研究室
このマイクロウェーブ展では、メーカーなどのほかに大学がポスター発表を行っている。今年は、29の大学の研究室の展示があった。医療分野の研究が目立ったように思う。私が一番興味があったのが、愛媛大学松永研究室の3周波CSAアンテナの展示。CSAアンテナとはCross Spiral Antennaのことで、ループやスパイラルを十字状に巻いてあるアンテナのことで、松永先生の発明である。2007年に開発して、2周波、偏波共用できるようにしたもので、シンプルな形状にもかかわらずすぐれた性能を持つものである。
幸いにも先生と直接お話することができ、たくさんの資料もいただくことができた。衛星通信用の435/1200 2周波アンテナを作って見たいと思う。やはり、ループアンテナの系統はおもしろい。