久しぶりに観測

9月、10月と例年になく天気の悪い日が続き、スライディングルーフも開けられず観測できない日が続いていた。こんなときには、機器の整備ということになろうが、なぜだか天気が悪いと、その気にもならない。実験中の分光器は、スリットビュアー製作の難しさに棚上げし、完成品を購入することにした。

昨晩は夕刻こそ雲が多かったが、20時ごろからほぼ快晴となり、久しぶりに観測できた。CCDカメラは望遠鏡にとりつけたままだが、2ヵ月くらい動かしていないので、機器のテストも兼ねている。

最初に観測したのは、これ 「 TT LYR 」 でなんとか、食はとらえたろうか。日没直後くらいから観測開始したが、、21時30分ごろ終了時にはルーフにかかって食明けまでは観測できなかった。
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その後、「 AL ARI 」 に向けたが、ルーフを目いっぱいにあけて、22時前にやっと視野に入ってきた。自動観測をセットして26時30ごろデータ、これは食明けまで観測できたようだ。
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空の透明度があまり良くなく、どちらもあまり良いデータとはなっていない。外気温も高かったため、CCDもあまり冷えなかった。しかし、ガイドは長時間にわたって安定しており、また自動観測での望遠鏡の電源コントロール、ルーフの開閉など機器の正常動作を確認したというところか。