DADOS 分光器のカメラテスト

ADOS分光器が届いてから日が経つが、なかなかテストできないでいた。組み上げてアイピースを差し込んで光源にかざすとスペクトルがみえるところまでは確認。今日にいたってやっと、ネオンランプによる基準光源を用意して、カメラテストを行うことができた。

用意した基準光源は、前述のようにネオンランプ 100V点灯タイプ、2インチのキャップを利用して組み上げた。この写真ではわかりにくいが、ネオンランプを露出させるために、ブランケットの頭のプラスチックカバーを割って削ってある。
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これを写真のように DADOSに取り付け、ToupCAMのCCDカメラを取り付け、スペクトルを確認する。いうまでもないが、左側が基準光源、右側がカメラ。
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撮影したものがこれ、カメラ側にヘリコイドもあり、ピント調節が比較的楽にできるので、きれいにとれた。DADOSは、3本のスリットがあり、この画像では、上から 35um、25um、50um で分光したものとなる。スリットの大きさによる分解能の違いがよくわかる。
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TouCAMのCCDチップは 4.8mmx3.6mm と小さいので、狭い範囲しか写っていない。ざっとみると 560nm ~ 700nmくらいをカバーしているだろうか。

スペクトルの色がわかるようにカラーの ToupCAM を使ったが、この先、実際の観測用のカメラでの確認やスリットビューアーのテストなどをすることに。