宇宙天文光学EXPO

宇宙天文光学EXPO 2017 に行ってきた。開催期間中 4/19~21日 天文関係でもおもしろそうな講演が毎日あったのだが、気が付くのが遅く、ひとつも出席できなかった。展示会で見つけたものをいくつか。

Edmund Optics Japan なつかしのAstroscanが飾られていた。
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冊子の日本語カタログを貰う。創立75周年(当然アメリカ本社のこと)とのこと。昔は Edmund Scientific という名前だった。日本の代理店が有楽町にあった「光洋」というお店で何度か行ったことを思い出す。
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清原光学の人工衛星搭載口径300mmリッチー・クレチアン
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CANONのブースでは大型のCOMSセンサーが。Pixel サイズが19um×19umと大きいので感度が良いだろう。
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これをカメラとして基板に組み上げたのものがこれ。
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いまどきのCMOSイメージセンサーは、A/Dコンバーターを内蔵しており、データを読み出すだけでよいが、これくらいの大きさになると、なかなかそういう訳にもいかないようで、外付けとなり、かなりの回路が必要になって来るとのこと。
木曽シュミット望遠鏡ののトモエゴゼンに搭載するカメラと同じセンサーとのことだが、いつの日がアマチュア向けにも販売されて、使うことができる日が来るのだろうか。

マチュアも使っている人も多い FLI も大きな CHIPのカメラを展示。日本の代理店である三基光学館の社長もブースに。
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隣は Raptor Potonics の天文台向けCCDカメラを展示しているブース。ためしに値段をきいたところ、数百万円台からとのこと。
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そのまた隣に、小形のスターリンク冷凍機をいくつか展示。細パイプのようなに突き出ているものがCOLDフィンガー部でここが70Kまで冷えるとのこと。冷却CCDカメラを製作していたころだったら、使ってみようかと思ったかも知れない。
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国立天文台は、30m次世代望遠鏡関連展示。
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分割ミラーの実物。いつも思うのだが、何十枚もまとめてアークチュエーターで光学精度が維持できるのだろうか?
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メインは産業向けの展示なので、光学機器、レンズ設計・設計製造の中小企業がずらりと並ぶ。
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板橋ブランドも合同で。
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レンズを自動製作する機械を作っている会社の展示も。

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日本の光学技術の層の厚さと底力を感じた。

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このあと、横浜駅前で妻と落ち合って、THE SAKISHIMA meeting のライブへ。
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THE SAKISHIMA meeting は、沖縄宮古島の出身の歌手 下地イサムを中心としたユニットで主として宮古島の方言で歌を歌っている。なので、宮古島の出身者でないと歌詞の意味がほとんどわからない。初めてイサムの歌を聴いたのは、10年ほど前か、さだまさしの「関白宣言」を宮古島方言で歌ったものだった。大爆笑。

会場のライブハウスレストラン「サムズアップ」の140席はすべて埋まった。観察すると、彼らの方言の歌にあわせて口を動かしている方が何人かいる。若い女の人が多い。私たちと相席になったのは、50代過ぎとおぼしき夫婦。こちらの方で沖縄に何度か旅行したことがあるとのこと。言葉の意味は分からないが、彼らの音楽を十分に感じたようだった。

楽しい時間をすごして帰り着いたのは、24時前、久しぶりの夜更かし。