原石水晶が安定して発振するようになった

Maker Faire Tokyo 2018 に出展するために、いろいろと実験している「原石水晶発振器」が、やっと安定に発振するようになった。

発振回路やドライブの大きさよりも、水晶塊の保持や電極の密着度に問題があるかと推測し、写真のようなバネ構造をつくり、
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このように圧をかけて密着するように作ってみた。
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結果は、NGで発振してくれない。

いろいろと、実験をくり返した結果、水晶塊を浮かせるのが良く、安定に発振することがわかった。水晶の物理的振動を阻害しないようにすることが必要なようだ。
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この状態での発振周波数は、写真のように 237.8910Khz となった。前回、一度だけ発振を確認したときには、15.6Khz であったが、かなり高い周波数となった。
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手を近づけても、あまつさえ、水晶塊に手を触れても周波数はほとんど変化しない。
電圧を変化させると、数Hzの変化がみられるが、間違いなく水晶発振である。
8月のMaker Faire Tokyo 2018 には、これを原振とする時計を組み立てて、展示することができる。

番外編
以前に、MLA48のミーティングで報告したときに、電極に金箔などを使って、密着度をあげるような工夫をする、という提案があった。本物の金箔は高価なので、模造金箔を Amazonで購入した。材料は真鍮箔とのことなので、貼り付けて実験してみたのだけれども、うまく行かなかった。
試しに、テスターで導通を確認したら、全く無しの絶縁モードである。真鍮箔に金色の塗料を塗ったもののようだ。
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