以前に Network カメラ基板を購入して防水ケースを自作して SKY CAMERAとしていたが、画像が出なくなってしまった。中を開けてみると
防水の処置が良くなかったのとガラスを接着していたエポキシ接着剤が劣化して浸水、水浸しとなっていた。
再度、カメラ基板を買って製作することも検討したが、これまでのSKYカメラは専用のソフトでしか閲覧できないなど多少の不満もあり見直すことにした。
ネットを検索すると、SKYカメラの記事がいくつかあり、 Raspberry Pi と ASI のカメラで AllSky Camera を製作しているページにたどりつく。必要な手持ちのパーツがあるので早速実験する。
Raspbery Pi 2 に最新の Raspbian Buster を書き込んでネットに接続するのでセキュリティを確保するためこちらのページを参考に初期設定を行う。
インストール方法を解説した GitHub の ページを参考にAllSky Camera のパッケージをインストールする。特にエラーもなく完了。
このままでも動作するがデフォルトの設定では、SSH で動作状況を確認できる程度なのでブラウザを介して動作設定や画像が見えるように GUI ソフトパッケージもインストールした。
カメラは ASI のものであればなんでも良いようだが、手持ちの T7M( ASI120MM 相当)に F1.2 f=2.5mm レンズを装着、USBポートに接続してベランダの仮設置。
ブラウザから Live View を見るとこんな感じ。
昨晩走らせた画像データの状況はこんなふうで、
この画面からTimelasp 画像を選択すると
一晩の画像記録を圧縮した動画を見ることができる。
カメラの設定も このとおりGUIで簡単。
また、Memory、Disk の使用状況などシステムのステイタスはこちらの画面から確認できる。
というわけで、何の苦労も無く AllSky Camera ができあがった。Raspberry Pi 3 は 5,000円 以下、T7C(ASI120MC 相当)は 1万円以下なので格安で実現できる。
いくつかの課題。
・カメラを防水ケースに入れる
・画像の保存先を microSD カードではなく外部に
・Log、Temp画像などを RAM DISK に書き込めないか
・WiFi や外部ネットワークからのアクセスを検討
・Raspberry Pi CPU の放熱対策
などなど。configファイルをいじるだけで設定できるものもあるが、ソースを変更しなければならないのもあり、最優先は防水ケースか。