AllSky Camera を USB HDD で運用できるようにする

AllSky Camera は順調に動作しているが、毎日 4500個の画像ファイルを書き込むのでやはり SDカードでは耐久性にいささか不安がある。USB HDDから起動して運用できるように実験した。

例によってネットを検索すると、いろいろな人の記事があり、おおむね以下の手順になるようである。

 1.Raspberry Pi の OTP を書き換えて、USB HDDから起動できるように設定する。

 2.RasPi 上で SDカードから USB HDD にイメージをコピーする。

 3.Disk 関連の fstab などの file を書き換える。

 4.Boot 関連の file を書き換える。

けっこうな手間がかかる。どうも、USB HDD にダイレクトに Rasbian の img を展開できないので、このように実行したのかと思う。

さらに検索すると、こちらのページ

uepon.hatenadiary.com

に紹介されているように、Rasbian img の書き込みに

www.balena.io

を使えば、USB HDDに展開できて、上記の手順を踏まなくてもすぐに USB HDD から起動できるようになることがわかった。

 

早速実行。用意した HDD は 2012 年製造 Seagate 250 GBのもので NOTE PC をSDDに換装した際に余ったもの 5V 0.45A の表示がある。USB-SATA IF は何年か前に購入した素性不明のもの。

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上記の設定を行い、balenaEtcher で最新版の Rasbian buster のimg file をHDDに書き込んでスタートさせるとうまく起動した。

当初うまく起動しなかったりしたが、電源が足りなかったらしく容量の大きいものに交換したらうまく動作するようになった。ネットでは、HDD の回転が安定するタイムディレイが必要だとあるが、問題ないようだ。ただ、起動には SD カードよりも時間がかかる。

さらの Rasbian img を展開すると、きちんと HDD の全容量を使えるが、SDカードからSAVEした img を書き込むと、もとのSDカードの容量しか使用できない。

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SDカードの時には、Raspi-Config でこのように領域を拡張できるのだが、

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実行してみると、

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できないと言われてしまう。なんらかの方法で領域の拡張はできると思うが見つけきれていない。

なので、いろいろ設定して保存した img ファイルは使用せずに新しくインストールして構築することにする。