以前から構想していた、ADALM2000をメインにした USBマルチ測定器の製作にとりかかっている。機能を盛り込みすぎた感もあり、かなり時間がかかったが、ようやっと仮組みまでこぎつけた。
メインは アナログデバイセスの
akizukidenshi.comを使った。非常に安価ながら、このボード一枚で様々な測定ができる。オリジナルのプラスチックケースのままでは心もとないので、ケースに入れてBNCコネクタなどに引出した。その他にも STM32F103VE ボード経由で 16Bit A/Dコンバータによるデータ収集、GPIO、リレー接点を制御できるようにした。また、0-45Vの可変電源、外部アンプ用に±12Vを実装した。
不要になった HP製器機のケースを利用して組み込むことに、仮組みした全体の様子はこんな感じ。
前面はパネルはこんなふうで、A/D入力にはBNCコネクタを使用、GPIO、電源出力などは2mmのバナナプラグで引出すことにした。右側にあるユニットは
ja.aliexpress.com入力60Vで0-50V可変でき、USB制御も可能なすぐれもの電源。電源トランスの関係でDC 50Vくらいしかとれないので、45Vくらいまでが可変範囲だと思う。
これだけ端子があるとアルミ板だと加工がたいへんなので、両面エポキシ基板を使用した。塗装があまりきれいに仕上がらなかったのは残念。パネルの文字入れもきれいにしたいのだが、ちょっと端子間が狭すぎたか。
背面はオリジナルのアルミ板を使う。電源コネクタ、旧機器に使われていたコネクタの角穴を利用して、それぞれのボードとPCを接続するための USB B-TYPE 端子が並ぶ。
配置、実装は問題なさそうなので、布線を完成させて、16Bit A/D、GPIO、リレーをUSBから制御するソフトをテストする予定。